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sha side
ふの卯月が1枚の写真を見せる
写っているのは女
噂に聞く美少女
「生徒会に入りたがってる女…私とは仲悪いんだけど、とりあえず顔認識だけでもしておいた方が…」
「誰やこいつ」
「だから…」
「見た事、ある気がする」
「……中学違うでしょ？まぁこんな顔何処にいてもおかしくないし…同じ学校だから1回くらいはあるんじゃない？」
綺麗な黒髪
綺麗な顔立ち
何か見覚えのある
ズキンと頭が痛む
だが、思い出せない
何だったか
俺の目の前で手を振る卯月に気がついて我に返ると「凄い顔してたよ」と笑われた
「時々あんたよく分からない顔するよね」
「え？…あー…」
「女思い出してる顔じゃ無いと思うけどってあ、A」
廊下を見た卯月の先
バタバタ走る音の後に俺達のいた教室の扉が開き
『ごめん卯月ー！あと30分待ってて！！』と言い扉を閉めずに、また走り出すAの姿
俺の存在すら見てなかったなあいつ
シンっとした教室に卯月の笑い声が響く
「…変な奴やなホンマに」
「そんなAに惚れたんじゃないの？」
「…はぁ！？惚れてへんわ！ったくこれだから女はよ…俺行くわ」
「シャオロン」
気恥ずかしくなってしまいつい教室から出ようとすると、ふと声を掛けられ足を止める
振り返り卯月の方を見ると何か寂しそうで
「何や」
「…Aの事、ちゃんと守ってよね」
「…当たり前やろ」
卯月の顔がうっすら誰かと重なり
眉間に皺を寄せ俺は教室を出た
頭の中がゴチャゴチャする
あいつの言っていたあの女の事も皆に聞かなきゃな
薄暗くなり始めた廊下でAが走る姿が見えて
「A」
『はぁっ…はぁ……！…あ！シャオちゃん！』
「何走ってん、地面揺れとるわ」
『おまっ…！そこまで太ってないっての！…実は生物室のカエルが逃げたって1年生から聞いて回収手伝ってる』
「…はぁ！？ってお前近づくなや！」
息を切らしたAの手から出てきたカエル
思わずビビりコイツ本当に女か！？
なんて思いが出たが、相変わらず人想いな姿に心の隅で安心する自分がいて
ゲラゲラ笑ったAの顔を見て「…帰るわ」と笑えば『カエルだけに？』とニヤニヤしてきた女の頭を軽く叩き
俺は背を向けて歩く
『シャオちゃん、また月曜日！』
手を振るAに軽く手を振り
下駄箱まで向かって足を止める
生徒会の集まり行かなきゃいけないのをすっかり忘れていて
クルリと来た道に戻り階段を上がった
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りん - 私、この話読んでるときときどき泣いてました。そして100話！凄いですね (2020年3月11日 9時) (
レス) id: 2cbf0b2098 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - はちまるさん» 返信ありがとうございます。解釈があってるのか確認できて良かったです。作品大変面白かったです！更新楽しみにしてます (2019年12月24日 0時) (レス) id: d2182e9bad (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 茜さん» コメントありがとうございます、そうです。変換されてないとの報告を受けまして今修正しました、読みにくくて申し訳ありません……これからもよろしくお願いします (2019年12月23日 23時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - ゆうさん» 私事ですが占ツク初心者でして自身のミスであれば直したいのですが、(友人)(美女)等の表記につきましては、携帯の方では通常に表示されていると思うのですが明日以降も続くようであれば問い合わせをしたいと思っておりますので申し訳ありませんが暫くお待ち下さい (2019年11月26日 0時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 色んな所で名前変換されてないのはバグでしょうか？ (2019年11月25日 23時) (レス) id: d5b9dc2666 (このIDを非表示/違反報告)
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