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『グルッペン……さん』
「グルッペン？」
「こんな所でどなんしたん？」
私達の声を聞き、クルリと振り返った彼の表情は穏やかで
何を考えているのか、上手く読み取れない
彼の目は私だけを見ていて、ひとらんとロボロは私よりも半歩だけ前へ出た
「ひとらんとロボロもおったんか」
「…ここは2学年だよ？」
「あぁ、知ってる……なんでお前もここにいるんや？」
「……俺は…Aと一緒に帰るからここにいるだけだよ」
「グルッペンが2学年まで足運ぶなんて珍しいな」
「……Aさん、コイツらとはどんな関係や」
低い声
低いが、私の耳にはちゃんと聞こえる
大好きな声
逃げるな
前を向け
今は彼の質問に答えるべきだ
『……友達よりも、大切な人達です』
「ほう…？」
『グルッペンさんは、何故ここに？』
私の言葉にグルッペンは面白そうに口を緩ませた
喉で笑う声が聞こえ、自分が緊張しているのが嫌でもわかる
懐かしいこの感覚
グルッペンと初めて会った時
トントンに紹介された時を思い出す
冷たい視線が
冷たい声が
緊張どころか逃げ出したくなる位、プレッシャーが凄かった
「……君が欲しい」
そういったグルッペンの目は、薄暗く
まるで、新しい武器を見つけたあの時と同じ
狂気に落ちている赤黒い目をしていた
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ﾏﾓﾙ - 小説タイトル｢414｣が抜けてますよー (2020年1月27日 10時) (
レス) id: b586f5dcc3 (このIDを非表示/違反報告)
ラテラル - 自分の靴の上にスノードロップがあったら普通に怖いですよね。読んでいたらこの花が出て来てビックリしました (2020年1月26日 22時) (レス) id: a6f89088d1 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮 - じっくりと読んできましたが最高です。泣ける場面もあって…終わってほしくない！と思ってしまいます笑応援しております。頑張ってください！ (2020年1月26日 20時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
キアラ(プロフ) - 続きが気になるぅぅ!もう毎日！楽しみにしてます！もう通知が来たらはっ！転生しました｡か？って思ってすぐ占いツクールに来てしまいます笑とても面白いのでラストスパート頑張って下さい！ (2020年1月26日 10時) (レス) id: 9f6d02a74a (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 面白すぎて泣きそう色んな意味ですごいです！これからも楽しみにしてます！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: 4d25c318a8 (このIDを非表示/違反報告)
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