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今言わない理由は
多分私が強気だからか
それとも
「なんか今のAちゃん、あの時と同じ目しててうざい」
『あの時……？』
「良かったねオスマンさん…今日は見逃してあげる」
「……」
『楓ちゃ「ねえAちゃん、私ねバレンタインデーにグルッペンさんに告白するんだ」……え…？』
少しだけ頬を染めた彼女は
「そしたら、Aちゃんは幸せになれないね？」と嬉しそうに扉の方へ足を進める
……告白
これを、私が止めていい理由なんてない
楓ちゃんは本当に言う気だ
「…グルッペンは断ると思うよ」
「っ……！！」
オスマンの言葉に目を見開き、楓ちゃんは扉近くの棚に置いてあった本を掴む
それから私の方に視線をやり
バンッ
肩に鈍痛が走る
投げられた本はドサッと床に落ち、オスマンが慌てて私に近づいた
「A！！！」
『…大丈夫』
肩に手を当てて、楓ちゃんの方を見れば
顔を赤くし、涙を流していた
私達を睨みすぐに部屋を出て行ってしまう
『マンちゃ「ごめん」えっ？』
静かになった部屋で頭を下げる彼に私は驚く
頭を上げた彼は相変わらず顔色は悪い
楓ちゃんのあの言い方…多分それは
オスマンは何かを知っている
ゾムと同じで、何かを
「あんなこと言わなければ、本は投げられへんかったやん…つい攻撃的な言葉言っちゃって」
『……ううん、マンちゃんがグルッペンは断るって言ってくれたから…落ち着いてられたかも』
「………この間、グルッペンを思い出させようって話したやろ」
「…やっぱり俺……反対、してもええ？」
私の手を握る彼の手は震えていた
苦しそうな顔で、私を見つめていて
真実を知らない方がいい道もある
彼はそれを言いたいのだろうか
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ﾏﾓﾙ - 小説タイトル｢414｣が抜けてますよー (2020年1月27日 10時) (
レス) id: b586f5dcc3 (このIDを非表示/違反報告)
ラテラル - 自分の靴の上にスノードロップがあったら普通に怖いですよね。読んでいたらこの花が出て来てビックリしました (2020年1月26日 22時) (レス) id: a6f89088d1 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮 - じっくりと読んできましたが最高です。泣ける場面もあって…終わってほしくない！と思ってしまいます笑応援しております。頑張ってください！ (2020年1月26日 20時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
キアラ(プロフ) - 続きが気になるぅぅ!もう毎日！楽しみにしてます！もう通知が来たらはっ！転生しました｡か？って思ってすぐ占いツクールに来てしまいます笑とても面白いのでラストスパート頑張って下さい！ (2020年1月26日 10時) (レス) id: 9f6d02a74a (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 面白すぎて泣きそう色んな意味ですごいです！これからも楽しみにしてます！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: 4d25c318a8 (このIDを非表示/違反報告)
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