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泣きたくなる気持ちを抑えて兄さんの部屋まで
鍵を開けて部屋に入り落ち着く匂いに心が安心する
「ひとらん開けてー」
「ハイハイ」
「ありがと、ロボロ寝かすから…んーと」
ロボロを背負った兄さんが少し周りを見渡し、ソファー式ベットにロボロを寝かす
それから私の顔を見て手招きした
兄さんがポンポンして座れと指示出したのは寝てるロボロの下
動かない足
また傷つけてしまったら？という恐怖が私を制御する
「大丈夫やから、こっち」
「兄さん、お湯沸かすよ」
「おん……ほら、はよこんかい」
私の手を掴み、何恐がってん？と笑う兄さん
クッションを渡してくれてその上に座る
ロボロは涙を流しながら未だに目を瞑っていて
時々眉間に皺を寄せ何かを探している
彼の手が、私の服の端を掴み
「…ごめ…ん、な…」と口が開いた
兄さんの顔を見ると私を見て何だか寂しそうで
何か言わなきゃと、口を開こうとすると先に出てきたのは涙だった
『……私ね、ロボロに…告白されて断った、普通なら…今後関わらないようにしようって、ロボロの幸せを願うなら、関わっちゃダメだって、わかってたのに…』
『っ…怖かった、ロボロが、皆が…私をまた忘れるのが、怖くて…友達でいて欲しいって、これからも話しかけて欲しいって、ごめんね…って……私が、欲張ったの…ロボロを苦しめた、私が、わたしが…また……っ』
「ちゃうよA、ロボロは多分思い出したかった…確かにAがその引き金を引いたのかもしれんけど、ロボロはもう自分で弾を入れて準備はしてたはずや…」
「ええか？みんな思い出したくないわけない、Aは大切な仲間で大好きな家族や、お前を好きで忘れてるんやない……アイツらは今たまたま同じ地区で育ってたまたま同じ学校にいる、そこにAや…俺やペ神がたまたまおらんかっただけ…」
「お前が悪いとか、お前せいでアイツらに害があるとかやない…みんなリスクを背負ってる、そのリスクの大きさがAは俺らよりも遥かにでかい……だからちょっとしたことで地盤は崩れるし、今回のロボロみたいにあの記憶が巻き戻しに脳内に戻ってくる…でも」
兄さんは巻いていたストールを取り、ソファに置いて私に向かって微笑んだ
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はちまる(プロフ) - とりかきさん» コメントありがとうございます、そう言って貰えると書いてる人間としては本当に力になります……！最終回までどんどん更新していくので付いてきて頂ければ幸いです、これからもよろしくお願い致します！ (2019年11月19日 21時) (
レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 暁月姫さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新していくので次回作もよろしくお願いします！ (2019年11月19日 21時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
とりかき - とても楽しく読ませていただきました！初めて夢小説にこんなに引き込まれました。感動しました！話の書き方とか、キャラの個性が出ていてとても読みやすかったです。最終回まで付いて行きますので更新無理せず頑張ってください。応援してます。 (2019年11月19日 21時) (レス) id: c7e9d6ff93 (このIDを非表示/違反報告)
暁月姫(プロフ) - 50話おめでとうございます！！この引っ張っていく？どうなるの！？どうするの！？って感じの書き方がとても好きです！これからも応援してます！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: a049619d12 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - まふゆさん» コメントありがとうございます！凄く励みになります……これからも作品共々よろしくお願いします！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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