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大きく燃える炎
人の焼ける臭いと、黒煙、叫び声
自分の腹に刺さった剣と、目の前で顔を白くしている男
私の名前を呼ぶ声が、私の遠のく意識をギリギリの所で食い止めていて
刺された傷からは痛みなど等に消え、今やもう全身麻痺をしているようだった
呼吸をしようとした口から血が溢れ、初めてそこで死を感じる
死ぬのは別に怖くはなかった、ただ今にも私の後を追ってきそうなこの男が心配で
震える手で男の頬を撫でいつものように笑顔を見せる
『総統、閣下……グルッペン、泣かないで』
「A、A……！喋るな、今すぐに医療軍がこっちに」
『…相変わらず人使いが荒い、トントンに怒られるよ…ふぅ……グルッペン、私生まれ変わったら…また貴方たちと馬鹿をして遊びたいなあ』
「何ふざけたことを言っている、お前は『でも私沢山殺したし沢山苦しめたから…』やめろ、喋るな、お願いだから……！」
私から出る血を抑える彼の手をゆっくり私の口元まで持ってくる
白い手袋は真っ赤に染まり、いつもの綺麗好きとは思えないくらいだ
赤い目がゆらゆら揺れて、その目から涙が落ちた
泣き顔なんて似合わない
目を閉じて彼の手の甲にキスをし男、グルッペンのことを見ていつもの様に口を開く
『ハイル……グルッペン…貴方に、これからも』
「っ……！A…っ！！！！！」
いつもの様に意地悪く笑えなくてごめんね
脳内で残る言葉はそれだけで、私から意識が完璧に亡くなるまで、彼は私を呼び続け
その間にきた人物達の声が聞こていた
大好きだった人達に、お別れを
首に下げられたグレーの宝石がキラリと光り、私の人生はここで幕を閉じる
はずだった
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はちまる(プロフ) - とりかきさん» コメントありがとうございます、そう言って貰えると書いてる人間としては本当に力になります……！最終回までどんどん更新していくので付いてきて頂ければ幸いです、これからもよろしくお願い致します！ (2019年11月19日 21時) (
レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 暁月姫さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新していくので次回作もよろしくお願いします！ (2019年11月19日 21時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
とりかき - とても楽しく読ませていただきました！初めて夢小説にこんなに引き込まれました。感動しました！話の書き方とか、キャラの個性が出ていてとても読みやすかったです。最終回まで付いて行きますので更新無理せず頑張ってください。応援してます。 (2019年11月19日 21時) (レス) id: c7e9d6ff93 (このIDを非表示/違反報告)
暁月姫(プロフ) - 50話おめでとうございます！！この引っ張っていく？どうなるの！？どうするの！？って感じの書き方がとても好きです！これからも応援してます！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: a049619d12 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - まふゆさん» コメントありがとうございます！凄く励みになります……これからも作品共々よろしくお願いします！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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