ちびな男子 に

はちじゅうはち ページ43

濱田side



望のお酒をまさかの大吾が飲んでしまったのはもうびっくり。そんなことはあっちゃいけないからすぐに水を飲ませて寝かせた。



小瀧「ホンマ申し訳ない。俺の不注意や。」



桐山「確かに望も分かりにくい所に置いてもうたもんな。けど、俺らもちゃんと見れてへんかったからこれはお互いさまや。」



道枝「あっくん。これはあっくんのお酒？」



桐山「そうやね。」



高橋「俺らもちゃんと見ないとだね。」



そこからしばらく話してたけど、遅くなると子供たちの生活リズムが崩れてまうってことで消灯。



濱田「一緒の布団でねんねする？」



高橋「うん。」



一応人数分は用意はしてもらってたけど、大人分だけ敷いてもらった。



濱田「はい、おいでや。」



みんなそんな感じっぽくて、それぞれがちゃんと甘えられている。



高橋「濱ちゃん、温かい。」



濱田「そう？」



もう完全にウトウトしとるやん。お腹をトントンしたれば、すぐに夢の中に。電車とか乗ったし、結構疲れたよな。



桐山「電気消すで。」



藤井「おん。」



俺もいつもより圧倒的に早く眠った。




家とは違って、そこまで分厚くないカーテンやからか、日の光が入って来て目が覚めた。健康的すぎるやろ。



高橋「んぅ。」



まだ寝てる恭平の頭を撫でて、一旦スマホで時間を確認すればまだ5時台。早起きしすぎたかもしれん。



もう一度寝ることにした。




今度はお腹に重みを感じて目を開けると、そこには恭平が。



濱田「おはよう。」



高橋「おはよ。」



でもまだ6時。そうや。



濱田「朝風呂行かん？」



もうはっきり覚醒した恭平を抱っこして、大浴場に。



ガラガラ



ほとんど人は居らんかったけど、なんだか見慣れた頭が。



濱田「あ、神ちゃん。」



神山「あ、濱ちゃんと恭平。」



藤原「恭平！」



ちょっと前に来たみたいで、俺らも簡単に体をきれいにして神ちゃんたちのお風呂に。



神山「珍しいな。」



濱田「そう？」



神山「何時起き？」



濱田「1回眩しくて5時に起きて、さっき恭平に乗られて起きた。」



藤原「俺がね、朝風呂入りたいって言うたの！」



まだ早朝で人はほとんどおらんから多少大きな声で話せる。



高橋「俺ね、濱ちゃんに誘われた。」



濱田「それやと俺アカン人になるから。」



向こうの部屋の話も聞いたりしたで。

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