ちびな男子 に

はちじゅうなな ページ42

大西side



みっちーと謙杜が何やらやりとりしてからお部屋に戻ってきた。



大西「何してたの？」



道枝「これね、交換してたの。」



大西「それ、謙杜の大切なやつ。」



道枝「ちょっと寂しいから、これ身代わりにして、俺の貸してほしいって。」


謙杜やっぱりこっちが良かったよね、とか思ったけど向こうは向こうでちょっと楽しそうだから大丈夫だと思うけど。



道枝「んふ、嬉しい。」



こんなデレてるみっちー、レアだけどね。



桐山「2人共、トランプせん？」



大西「する！」



道枝「俺も！」



みんながいる輪に入って、あっくんがトランプ配る姿を見つめる。ジョーカー入ってませんようにってね。



桐山「はい、じゃあ同じカードはここに置いてな。」



かなり人数居るからカード自体はそんなに多くは無いんやけど、ジョーカー入ってた。



藤井「俺終わった〜。」



大西「俺も終わった。」



少しすればみんな終わって、じゃんけんで勝った人から時計周りで引くことに。



全員「最初はグー、じゃんけんポン！」



大西「あ、勝った。」



俺はみっちーの引くことに。



道枝「良いよ。」



端っこの1枚を取って、見たら合って。



だけど、もう人数がいるものだから揃わない時はほんまに揃わん。



藤井「はい、引かせて？」



大西「うん。」



そしたら、流星くんは俺のジョーカーを取っていった。



藤井「……あ。」



桐山「分かりやすいな。」



みんな俺がジョーカー持ってたこと、今は流星くんが持ってることが分かったから遠い人は安心。



小瀧「はぁ？！俺引く側やねんけど！」



のんちゃんがちょっとキレてるのはもうほぼコント。



桐山「おつやん。」



濱田「望、引くなよ、そしたら俺やからな。」



もう隠す気が無いみたいで、流星くんの表情を見ながらやる。俺らはどうってことないけどね。



道枝「あ、俺の引いて？」



大西「あ、うん。」



向こうに夢中になってたや。



西畑「りゅちぇ、俺のも引いてやぁ。」



大西「順番ちゃうやろ？」



そんな大ちゃんのお顔は真っ赤で。



大西「大ちゃん、顔赤くない？」



西畑「んぅ？」



大ちゃんの前には、透明の液体が置かれてる。



大西「これ何？」



小瀧「ん？あ、これ！俺のお酒やん！飲んでしもた



ん？」



西畑「お水じゃない味したぁ。」



大ちゃん、お酒飲んじゃったんや。

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