ちびな男子

じゅうさん ページ15

重岡side



買い物に疲れて寝ちゃった恭平・大吾を抱く濱ちゃん小瀧、愚図る丈をあやす神ちゃんと和也(呼んでってお願いされた)っていう構図やから俺が運転。



神山「ごめんな？」



照史たちが買うてきてくれたチャイルドシートはなんかハイテクやし、神ちゃんは仕組みは分かってるのに愚図りすぎて困っとる。



神山「手繋いだるから、一瞬だけな？」



藤原「やぁ、神ちゃんの抱っこぉ！」



大橋「俺の隣嫌なん？」



悲しそうな和也の声に申し訳なさを感じたのがちょっと大人しくなったみたいでカチカチとチャイルドシートをはめていく音が。



重岡「みんなシートベルトした？」



濱田「恭平と大吾、俺と望OK。」



神山「俺と丈と和也OK。」



重岡「じゃあ帰るなぁ。」



起きてた丈も和也もやっぱりはしゃぎ疲れたんか寝ちゃって。大人だけの静かな空間に。



神山「結構買い物したな。」



濱田「リフレッシュにもなったよなぁ。」



小瀧「確かに。」



神山「忙しかったもんね。」



そんなんしんみり話してたら行きより空いててもう家に。



神山「……どないしよ。」



重岡「あー、一旦なにわたちを家に入れちゃお。照史たちに見てもらうか、まぁ寝とるし先家に入れた方がええやろ。」



なにわたちは先に家に入れちゃって、もう帰って来とった照史たちに任せて。



神山「よいしょっと。」



手分けして荷物を運びこんで、片付け。



個人のもあるから時間かかったわ。



大橋「しーげ、これは、こっち！」



重岡「ほんま？」



大橋「こっちの方が取りやすいねん！」



あー、可愛い。



大橋「ほら！」



重岡「ほんまやん、すごいなぁ？」



多分まだギリ大人の時の記憶はあるんやろうけど、褒めたったらめちゃめちゃ嬉しそうなのが可愛い。



大橋「な！いい匂いする！お腹空いたぁ！」



重岡「ほな、行こかぁ。」



照史と神ちゃんが作ってれたご飯を食べて愚図り始めたなにわたちを歯磨きさせて、ベッドに。



重岡「ん、一日疲れたなぁ？おやすみ。」



大橋「寝るまで、手、いい？」



重岡「ええよ。」



手繋いだら安心して熟睡。



重岡「良い夢見るんやで。」



リビングに行くと神ちゃん以外は居って。



桐山「神ちゃんも大変やなぁ。居らんのに慣れる訓練とかも考えよか。」



中間「そうやな。」



濱田「じゃあもう俺らも寝るかぁ。」

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