【番外編】おとうさま ページ37
折れてしまった小指もくっついてきたのか少し動くようになってきた。
ぐるぐるに巻かれた包帯を眺めていると扉が叩かれる。
すっ、と入ってきたのはお父様。
鶴見「A、少し私に着いてきてくれないか」
「？ はい、分かりました」
ベッドから降りて私はお父様の元へ歩み寄る
ふわ、とお父様の上着を掛けられた
鶴見「夜は冷える。風邪をひいてはいけないからこれを着ていなさい」
「ありがとうございます…って、もしかしてお外へ！？」
私が興奮して声を上げると、しーっと口元に指を寄せられる
鶴見「こらこら。あまり大きい声を出すと他の者に気付かれてしまう」
そういってふんわり笑った。
ーーーーーー
「お父様！ 昆布の出汁の匂いがします！」
鶴見「流れ着いた昆布の匂いだよ。」
一面に広がる海。
月明かりに照らされて、キラキラと反射するそれはまるで宝石のようだ。
「札幌には海がありませんでしたから、とても新鮮です！」
鶴見「ふふ、喜んでくれて私も嬉しいよ」
水面を軽く蹴るとぱちゃ、と音を立ててまた水面に雫が戻ってゆく。
ふと見たお父様の表情は笑っているようでどこか寂しげも感じられた。
私はそんなお父様の手を引っ張り、波打ち際に寄せる
「せっかくの夜の海ですよ！ 楽しまなきゃ損です」
私がそう言うとそうだね、と笑った。
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カンザキ ヒヨリ(プロフ) - こうさん» 本当ですね！！報告ありがとうございます！ (2022年10月28日 18時) (
レス) id: e9afb24d8c (このIDを非表示/違反報告)
こう(プロフ) - 間違ってたらごめんなさい。92の鯉登が喋ってる場所？が鶴見になってると思います！ (2022年10月28日 16時) (レス) id: 4a2c317405 (このIDを非表示/違反報告)
カンザキ ヒヨリ(プロフ) - おパブロで。さん» 強がってる癖に夢主が大好きな尾形ちゃん…萌え萌えですねo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ (2022年10月9日 9時) (レス) @page29 id: e9afb24d8c (このIDを非表示/違反報告)
おパブロで。 - Oh...、夢主と離れたけど未練タラタラな尾形ちゃんかわいいなオイ。 (2022年10月9日 0時) (レス) @page30 id: e2ea27c298 (このIDを非表示/違反報告)
カンザキ ヒヨリ(プロフ) - こうさん» 前向きに検討します(ᵒ̴̶̷ ᵒ̴̶̷ )✧‧˚ (2022年10月6日 20時) (レス) id: e9afb24d8c (このIDを非表示/違反報告)
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