脅し ページ8
Aside
あれからしばらくして怪我が治った。
すごいスピードらしい。
だが私は巨人化できないが。
そして私が完治してからの初めての立体機動の訓練。
私の班のメンバーはアルミン、ジャン、ミカサだが、チビの班のメンバーはあいつとエレンのみ。
そこで私の班と統合されることとなった。
班長はチビだ。
今日の訓練はチビが指揮をとる。
本当なら私がやるはずだが病み上がりだから止められてしまった。
あのクソチビ兵長め。
「おい！A！早く来い！」
リヴァイが読んでいる。
人類最強に向かってなんなんだ。
私がわざとゆっくり歩くとチビが睨んできた。
「なんだ？ゆっくり歩いて何が悪い？病み上がりだぞ？」
チビは呆れた目で私を見てきた。
「昨日、格闘術の訓練でジャンとエレンを一気に相手取って1日目覚めなくしたのはどこの誰だ？」
チビが呆れて聞く。
気絶させるのは1日じゃダメだったか？
「あぁ、私だがなんだ？目覚めなくさせるべきだったか？」
エレンとジャンが怯えた目で私を見てくる。
死ぬことが怖いのか。
生ぬるい。
「お前等、死ぬのが怖いか？なら死なないように死ぬほど訓練しろ。なんなら私が徹底的にしごき落としてやろうか？」
私が真顔で言うとエレンとジャンはガチガチに固まった。
バカだな。
私は半分死ぬほどの訓練をさせてきたじゃないか。
ただ半分増えるだけだ。
何を怖がっている？
「おい、A。そのくらいにしておけ。お前がドsなのはよく分かった。もう部下を脅すな」
私は驚いた。
「馬鹿か、チビ兵長。私は別に脅しているわけじゃねーよ。私は本気だ。その生ぬるい考えを叩き直してやるんだよ。お前らのために言ってやってるのに。まあいじめ倒したいのもあるけどな」
私がそう言うとエレンがボソッと呟いた。
「ドs兵長と超ドs副兵長かよ。なんであんな性格してんだか。人類最強じゃなくて最恐か最凶か最狂なんじゃねーの」
チビと私は真顔で振り返った。
「「なんだと？」」
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作者名：カシオペア | 作成日時：2017年6月4日 23時
