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国王 ページ22
Aside
私は国王の部屋へと入った。
「やぁ、君か。確か君は変装して憲兵団にいた時に散々余をバカにしてくれたな。だが今はそれは置いておこう。おぬしがA・スターライトか？」
私は恭しくお辞儀をした。
「そうでございます、国王陛下。しかし私の両親は正式な手続きを途中でやめてしまいました故、私はA・アッカーマンでもあります」
私は丁寧に丁寧に喋った。
横にいたエルヴィンが驚いているのが分かる。
「そうか。しかし正直なところ余はおぬしがどうだろうと何でも良いのじゃ。おぬしは人類最強だと聞く。そのまま調査兵団に残り、心臓を捧げてくれれば良い。しかしおぬしが見つかったと言うのは公にする。もう正体を隠すでない。最後におぬしに会いたいという者がいての。会ってきてくれ」
私は心臓を捧げよの敬礼をして出て行った。
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作者名：カシオペア | 作成日時：2017年6月4日 23時
