私とリヴァイの恋物語 1 【リヴァイ兵長】 (ページ49)

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うるさいページ49

リヴァイside

クソメガネの部屋が騒がしい。

あいつが1人で騒いでいるだけなのか、それとも誰かいるのかは分からないが、とにかくうるさい。

寝れねぇ。

モブリットに行かせたが、一時的に静かになっただけだった。

俺が行くしかないか。

近づくにつれてクソメガネ1人でないことが分かった。

3人はいる。

騒がしさは増す一方だ。

俺はドアを蹴破った。

「おい、静かにしろお前ら」

俺が入っていくと、何をしていたのかはよく分からないが、3人は飛び起きて座った。

クソメガネ、ペトラ、Aだ。

よく分からない組み合わせだ。

「リヴァイ、うるさかったのは認めるけど、ドアを壊すこともないじゃん！ここ、仮ではあるけど私の部屋だからね？」

クソメガネが言った。

しかし、そんな事はどうでもよかった。

俺の目はAに釘付けだった。

さっきまでくすぐられでもしていたのか、乱れ気味の服はAのものではないだろう。

スカートを履くとは思えないからな。

というより、スカート履くならあぐらはやめろよ。

「リヴァイ？おーい！」

クソメガネの呼びかけでやっと我に帰った。

クソメガネはニヤニヤしてこちらを見ている。

勘付かれたか。

その時、背後に気配を感じた。

それはAだった。

いつの間に？

「おい、逃げるなよ」

またこれだ。

俺はこんな口の利き方しかできないのか？

Aは意外にも素直に戻った。

その時に見えたAの髪は緩くウェーブがかかっていた。

他の2人もいつもと違うから、おそらく何かやり合っていたんだろう。

「お前ら、今が何時か分かってんのか？他のやつの迷惑を考えなかったのか？だいたいなんで自分の部屋にいねぇんだ？」

俺が言うとペトラが謝ろうとした。

しかし、Aが阻んだ。

「これは全て私のせいだから。私が自分の部屋がわからなくてハンジの部屋に泊めてもらうことにして、それからこうなったから。2人は悪くないの。2人は怒らないであげて」

これを信じていいものか。

おそらく2人もなんらかの形で関与して、騒がしさを増幅させただろう。

まぁ言う通りにしてやろう。

「ペトラ、自分の部屋に戻れ。クソメガネ、寝ろ。A、来い」

Aはペトラを引き止めて服を返した。

俺がいるのに普通に着替えるなよ。

クソメガネはニヤニヤ笑いで送り出してきた。

余計なお世話だ。

Aはバッグを持ってついてきた。

さて、どうしようか。