私とリヴァイの恋物語 1 【リヴァイ兵長】 (ページ36)

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兵士長補佐ページ36

Aside

リヴァイと数日会っていない。

リヴァイ不足でやる気が出ない。

でもやらないと会えない。

私は書類を押し付けられてから数日後、やっと手をつけた。

しばらく進め、ある書類に目がいった。

私が副兵士長になることに関してのものだが、そこにはこう書かれている。

分隊長兼、副兵士長兼、兵士長補佐兼、特別作戦班副班長。

分隊長と副兵士長は分かっていた。

そして班の副班長になるであろうことも想像がつく。

だが、なぜ兵士長補佐まで入っている？

私はヅラヴィンの部屋に押しかけた。

驚いているヅラヴィンに書類を突きつける。

「これ、どういうこと？どっちかじゃないの？私、どれだけ兼任するの？」

私が言うとヅラヴィンはなぜか笑い出した。

気味が悪い。

というより、気持ち悪い。

「悪い。だが、気づくのが遅すぎやしないか？一体いつ書類に手をつけた？」

ヅラヴィンの質問に今日だと答えると、また笑い飛ばされた。

やっぱり気持ち悪い。

「どうせリヴァイ不足でやる気が出ないとかだう？前もそんなで捗っていなかったしな」

私は図星で言い返せず、ムカついたから髪を引っ張ってやった。

抜けない。

なんで？

ヅラじゃないの？

まさか、すごい強力な何かでくっつけているのか？

私はさらに強く引っ張ってみた。

「痛い痛い。だが、これで分かっただろう？私はヅラじゃない。それと、兵士長補佐は君ですでに決定している」

私は色々ムカついてさらに一度引っ張っておいた。

いつか剥がしてやる。

「私、諦めてないからね？ヅラだってこと、証明するから！」

私はそう言って部屋を出た。

あ、拒否するの忘れた。

ていうか、兵士長補佐なら分隊長やめても良くない？

まぁ、いっか。

戻るのめんどくさいし。

私が仕事を終えたのは、その日の深夜だった。

寝ていたヅラヴィンを叩き起こして提出し、明日に備えた。

やっとリヴァイに会える。

そう思うとなかなか寝付けなかった。

子供みたいだな…

私は自分に喝を入れて寝た。

こんなに浮かれたのは久々だな…