私とリヴァイの恋物語 1 【リヴァイ兵長】 (ページ34)

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審問ページ34

Aside

あれから数日。

今日は巨人化する少年、エレン・イェーガーの処遇が決まる日だ。

私はミケ、ハンジとともにエレンを呼びに行く。

私が行かなくても連れて行くことぐらいできるだろうに。

私が黙り込んでいると、ハンジが私を差して言った。

「エレン、知ってると思うけど、A。私たちと同じく分隊長だよ。ちょっと警戒心が強いけど、まぁいい人だから」

なんだよ、その紹介は。

そんなこんなで到着した。

うまくやるといいけど。

私はリヴァイの隣に立った。

審問はうまく進んだ。

ほとんど聞いていなかったけど、そのくらいはわかる。

私はリヴァイがエレンを蹴っているのを見ていた。

少しして、ハンジに思い切りどつかれた。

「呼ばれてるよ」

顔を上げると、ザックレー総統がこちらを見ていた。

「いいんだな？」

は？

なんのこと？

だが、今聞いたらろくなことにならないだろう。

とりあえず頷いておいた。

審問が終わり、リヴァイに聞いてみた。

「私、何を聞かれてたの？」

そう言うと呆れた目で見られた。

それが恋人に向ける目か？

「お前、また聞いてなかったのか？俺が俺だけじゃ不満ならA分隊長を班に入れると言った。それでザックレーがお前に聞いたわけだ」

なるほど。

まぁその返事でよかった。

「私はリヴァイ班に入る。じゃあ私は分隊長じゃなくなるの？」

私がそう言うとまた呆れた目で見てきた。

なんなの？

「さっきエルヴィンがそのことについて話すと言っていた。今はとりあえず待て」

私たちは部屋に入った。

エレンが手当てを受けている。

私はリヴァイたちのやり取りを聞いていた。

「私も蹴りたかったなぁ…」

無意識に呟いていた。

皆がこちらを向いた。

まずい。

「いや、最近っていうか、ここ6年くらいずっと殴り合いの喧嘩とかなかったからたまにはストレス発散したいなと思って…」

エレンが怯えた目で見てきた。

これ以上墓穴を掘る前に黙ろう。

私はそう決めて黙った。

不審な目で見られたけど、気にしない。

やっぱり私にはゴロツキがあってたのかも。

まぁもう遅いけど。