私とリヴァイの恋物語 1 【リヴァイ兵長】 (ページ26)

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ハンジside

医務室に入るとものすごく不機嫌そうなリヴァイと、気まずそうにしているAがいた。

Aは私たちが来て少しホッとしたようだ。

「A、大丈夫？」

Aは薄く笑って頷いた。

笑う余裕があるならまだいい。

「痛みには慣れてるから。それで、理由は？」

私が話すと、Aはため息を吐いた。

リヴァイは不機嫌度マックスだ。

「なんでそんなにリヴァイはモテるんだろうね？」

Aは言った。

そういうAも結構モテてるのを知ってるのかな？

リヴァイが怖いから男どもは何もしないけど。

でも、これは2人にも非があると思う。

「リヴァイ、A、付き合って何年？」

私は聞いた。

2人は不思議そうにこちらを見た。

「6年くらいだが」

リヴァイが答えた。

「結婚しないの？2人がはっきりすればこういうこともなかったんじゃないの？いつまでも引きずってるって思われてもおかしくないし、手を出されるのも時間の問題だよ。リヴァイにも」

2人は俯いた。

先に顔を上げたのはリヴァイだった。

「俺は怖い。俺たちはいつ死んでもおかしくない立場にある。結婚するのが正解なのか？」

Aも顔を上げた。

「私には…分からないの。本当に私でいいのか。自信が持てなくて、進めなくて」

2人の言い分は分からなくもない。

でも…

「私は結婚しろと言ってるんじゃない。ただ、はっきりさせておかないとまたこういうことが起きる」

2人はまた俯いた。

そこでエルヴィンがこちらを向いた。

「2人にしてやろう。私たちはアリスの処罰を決めなければならないしな」

私とエルヴィンは部屋を出た。

ちょっと言い方がきつかったかな…