私とリヴァイの恋物語 1 【リヴァイ兵長】 (ページ24)

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怪我ページ24

リヴァイside

今日も普通の1日になるはずだった。

それが変わったのは午後の訓練の時。

Aが立体機動で飛んでいるのを眺めていた。

するとAがおかしな動きを始めた。

片方のアンカーがおかしいと叫んでいる。

あのままじゃうまく刺さらずにぶつかる。

俺は動こうとした。

しかし、遅かった。

Aは木に向かって進んで行った。

その木はもう一つのアンカーを使って切り抜けた。

しかし、目の前には木。

Aは即座に反応して、木の側面に着地した。

「痛い！」

そう叫んだのが聞こえた。

Aは地面に着地した。

俺はすぐに駆け寄る。

「どうした？大丈夫か？」

Aは左足を押さえている。

捻ったのか？

「多分、折れた。肩、貸してくれる？」

Aは俺に捕まって立ち上がろうとした。

しかし、また座り込んでしまった。

「どうしよう…左は多分折れてるけど、右も捻っちゃった…」

Aがそう言った時、クソメガネが駆け寄ってきた。

「どうしたの？怪我した？」

俺は状況を説明した。

ハンジはAの立体機動装置を見た。

アンカーが確かに壊れている。

「これ、誰かが意図的にやってるよ。普通はこんな風にならないから」

クソメガネがそう言った時、1人の女兵士が逃げるように去って行った。

クソメガネはそいつを犯人とみたのか、追いかけていった。

「立て…ねぇか」

俺はAの背中と足に手を回して持ち上げた。

医務室に向かう。

「リヴァイ？重いでしょ？頑張って歩くから降ろして？」

俺は首を振った。

無理だろ。

「重くねぇし、悪化したらどうする？壁外調査は3ヶ月後だ。間に合うか分かんねぇぞ」

Aは大人しくなった。

それでいい。

Aを医務室に降ろすと、クソメガネが現れた。

クソメガネはAの足を調べ、ため息を吐いた。

「左は骨折。右は捻挫。壁外調査は無理だと思った方がいいよ」

Aは頷いた。

Aが手当を受けている間に、俺はクソメガネに連れ出された。

「さっきの子がやったみたいだよ。理由はまだ聞き出せないんだけど…向こうの部屋にいるけど、どうする？」

腹立たしい。

なぜそんな事をする？

「その部屋に案内しろ」

クソメガネは頷いて先導し始めた。