私とリヴァイの恋物語 1 【リヴァイ兵長】 (ページ17)

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作戦ページ17

ハンジside

リヴァイの部屋にエルヴィンが入っていく。

珍しいな…

Aの視線はリヴァイに向いている。

こんな光景はいつも見てきた。

Aはリヴァイが好き。

そんな事、見てればわかる。

でもちょっと確認してみようかな。

「ねぇ、Aってリヴァイが好きなの？」

私は聞いた。

Aは頷いた。

そして少ししてからこちらを向いた。

「え？私、頷いちゃった？え？え？だ、誰にも言わないでよ！」

反応が遅いよ。

ていうか、すごい慌てよう。

「言わないよ。ところで、告白はしないの？」

私が聞くとAは首を振った。

そして切なそうに笑う。

「リヴァイが好きなのはハンジでしょ？」

はい？

リヴァイの行動を思い描いてみても、そんなのは全く感じられない。

というより、両思いでしょ。

「それはないと思うけど。それに私はリヴァイのこと、恋愛感情で好きじゃないしね」

私が言うとAはため息をついた。

「でもリヴァイは好きなんでしょ？あ、私、負ける気はないからね？」

はぁ…

ここまで鈍感だとはね。

他のことに関しては鋭すぎるくらいなのに。

私は翌日、エルヴィンと話していた。

「リヴァイってAが好きだよね？」

エルヴィンは頷いた。

やっぱり。

「Aもリヴァイが好きなんだろう？」

私は頷いた。

あ、口止めされてるの忘れてた。

まぁいっか。

「リヴァイは私が好きだと思ってるみたいだよ、Aは」

エルヴィンはため息をついた。

「リヴァイはAが私を好きだと思っている」

エルヴィンが言った。

どうしてこうも勘違いするのかな…

「いっそ自白剤でも飲ませてやればいいのか？」

エルヴィンが冗談半分で言った。

それだ！

「エルヴィン、Aとリヴァイを呼んで酒を飲ませよう。私たちは酒を飲まずに、リヴァイとAには自白剤入りの酒を飲ませる。2人とも酒癖はそんなに良くないみたいだから、うまいこといってくれるかも」

エルヴィンは少し考え、頷いた。

よし、決まりだ。

そうとなったら早速自白剤の準備を！