私とリヴァイの恋物語 1 【リヴァイ兵長】 (ページ16)

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相談？ページ16

エルヴィンside

私はリヴァイの部屋に入った。

潔癖症なだけあって綺麗だ。

「そこに座っててくれ」

そう言ってリヴァイは奥に入って行った。

しばらくして紅茶を持って戻ってきた。

「相談ってなんだ？」

私が聞くとリヴァイは紅茶を一口飲んで、答えた。

「相談っちゃ相談だが、そうじゃないといえばそうじゃない。お前、Aをどう思ってる？」

A？

どういうことだ？

「いい部下だと思ってるが」

私が答えるとリヴァイは首を振った。

「そういう意味じゃねぇ。好きか嫌いかだ」

何が言いたいのか意図が読めない。

「好きだが。もちろん、仲間として」

私がそう言うとリヴァイはほんの僅かにホッとした顔をした。

なんか読めてきた気がする。

「ならいい。恋愛感情はないんだな？」

私は頷いた。

「そうか。俺はAが好きだ。だがAはお前が好きなんだろ？」

リヴァイが問いかけてくる。

Aの行動を思い描いてみると、今考えてみればどう考えてもリヴァイが好きだ。

意外と鈍感なんだな。

「私はそうは思わない。Aには他に好きな人がいるだろう」

私が言うとリヴァイは眉間にしわを寄せた。

「お前以外ありえないだろ。お前に決まってる。だが、お前に負けるつもりはないからな」

そんなに決めつけなくても。

それにそんな闘争心出されたって私はAを恋愛感情で好きな訳じゃない。

「私は戦うつもりはない。私はAをそういう意味で好きな訳じゃないからな」

リヴァイは私を軽く睨んで紅茶を飲んだ。

さっきから気になっているが、その持ち方はなんなんだよ。

「まぁいい。Aに手、出すなよ」

それからは世間話などをした。