壁外調査 ページ15
Aside
私たちは今、壁の外にいた。
巨大樹の森の中だ。
エレンが抗議している声が聞こえる。
エレンの言うことは最もだと思うけど、兵長の言うことも正しいと思う。
そこで私は黙っていた。
兵士が殺されているのも見ないようにした。
次は私の番かもしれない。
そんな恐怖が私を襲った。
結局エレンは仲間を信じることに決めた。
そして兵長とは一旦別れ、今は馬をつないでいる。
さっき女型の巨人が見えた。
巨人に女はいたのか。
そんな呑気なことを考えていると、すごい叫び声が聞こえた。
それから何があったのか、よく覚えていない。
ただ、私たちリヴァイ班は兵長以外女型の巨人から逃げている。
エレンは先に逃すこととなった。
どうか、無事でいて。
私は先輩たちの援護をした。
しばらく戦闘して、私は地面に叩きつけられた。
グンタさんは死んだ。
そしてエルドさん、ペトラさんも死んだ。
オルオさんもさっき死んだ。
私も死ぬと思う。
その時、エレンが現れて私を木の上へと連れて行った。
「Aはここにいろ。後で助けに来る」
エレンは巨人化して行ってしまった。
死なないで。
そんな私が死にそうだ。
私は二体の巨人の戦闘をただ見ていることしかできなかった。
エレンのうなじを噛まれて連れ去られるところも。
私は重い体をなんとか動かし、立体機動に移った。
怒りを糧に動いている。
いつまでもつかな…
私は前を飛んでいるミカサを見た。
ミカサが切りつける。
私も援護する。
その時、リヴァイ兵長が現れて私たちを引き離した。
なんで殺しちゃいけないの？
私たちは距離を保って飛んでいた。
ひどい痛みだ。
そう思った時には、私はすでに地面に向かって落下していた。
私、やっぱり死ぬのかな？
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かなみ - 泣きました。とても良かったです！これからも頑張ってください！ (2019年5月3日 12時) (
レス) id: d01b354714 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カシオペア | 作成日時：2017年8月7日 8時
