ストレス発散 ページ13
リヴァイside
俺たちは地下室から出た。
あまり時間がないから詳しくは読めなかった。
だが、きっと有益な情報になるだろう。
その時、何かがものすごいスピードで飛び回っているのが見えた。
遠くてよく見えないが、おそらくあれはAだ。
ストレス発散でもしてるんだろう。
「Aさん…すっげぇ」
そんなエレンの呟きが聞こえた。
なんだよ、その感想は。
Aがすごいのは当然だろ。
俺は皆に先に戻るように言って、Aのところに向かった。
近くまで来ると、Aは俺に気づいたのか急降下して、地面すれすれで急上昇して近くの家の屋根に乗った。
「これ、結構面白いよ？すっごいストレス発散になるし。悩みも吹き飛ぶよ」
Aはそう言って俺の横に回転しながら飛び降りた。
いちいち行動を追加する必要があるのか？
まぁ、それはAの勝手か。
「結局、生存者いなかったよ。これで調査兵団の団員は10人だけ。分かってたことだけどさ、やっぱり悲しいよ」
Aはそう言って寂しそうに笑った。
その目から涙がこぼれた。
「それを無駄にしないのが俺たちの役目だろ？だから悲しんでる暇なんてねぇんだ。だが、気持ちは痛いほどわかる」
俺はそう言ってAを抱き寄せた。
この細い体に、あれだけのパワーを秘めている。
そして、それ以上のプレッシャーを抱えている。
俺にはそれがどれほどのものなのか、一生わかることはないだろう。
ただ、話を聞いてやることしかできない。
それで十分だ。
下手な慰めより、よっぽどいいだろう。
「ウォール・マリアは奪還したけど、結局自由になったわけじゃない。代償は払ったはずなのに。十分すぎるほど。自由の代償って、一体いくら必要なんだろう」
正直、それは俺も聞きたい。
だが、その答えを完璧にわかる奴なんてどこにもいないだろう。
「あまり深く考えるな。考えるより動いた方だいいだろ？」
俺がそういうとAは頷いて薄く笑った。
その後ろに見えた。
ニヤニヤ笑ってるやつが。
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ＱＯＯ - めっちゃ面白かったです！！来月から進撃のアニメ3期が始まりますね！！この作品で最後なのかと思うと寂しいですけれどまた戻ってきてくれた時には顔を出すのでこれからも頑張ってください！！ (2018年6月25日 22時) (
レス) id: 5adcb33c47 (このIDを非表示/違反報告)
カシオペア(プロフ) - ありがとうございます！すっごく嬉しいです！！ご期待に添えるよう、精一杯頑張ります！！ (2017年11月3日 7時) (レス) id: 492a1da15b (このIDを非表示/違反報告)
ねこもふ(プロフ) - 素敵な作品ですね！これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年11月2日 23時) (レス) id: 38ad666408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カシオペア | 作成日時：2017年10月28日 8時
