私とオオカミくん４

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「脱がしてい？」



「・・・だめ///」



「だっておせーもん、A」



「じ、自分で脱ぐから・・！！///」



「ふーん」





ちぇっ。って言いながら

意外にもあっさりと手を離した宏。









んしょ。って壁に

もたれかかったまま

挑発的な目で私を

じーっと見つめてくる。







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「み、見ないで・・///」



「やだ」



「・・・っ///」



「自分でするっつったのAだろ？」



「そ、う、なんだけど・・///」






あまりにも見つめられるから

思わず視線を逸らして

下を向いたまま動けない私。









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「はぁ・・」



しばらくしてため息が聞こえた。






それと同時に

さっきまで脱いでた

服を上から被った宏。






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どうしよ。





怒らせちゃったかな・・








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「宏、ごめ・・

「ん。」





宏の手にあったのは

大きなバスタオル。






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「先入ってろ」



「え・・？」



「恥ずかしいんだろ？

俺、後から入るから

Aが準備できたら呼んで」





これ体に巻いててもいいからって

私の頭の上から

乱暴にバスタオルをかけた。





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「宏・・」


「俺のこと呼ばないってのは

ナシだからな。早くしろよ？」





ポンポンってバスタオルの上から

優しく私の頭を撫でて

そのまま部屋に戻っていった。







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「・・・っ」



宏の優しさが心に染みる。




それにホッとしてる自分もいたけど

プレゼントなんて言っときながら

１つも宏のためにしてあげられてない

自分に心がズキンと痛んだ。






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「よしっ・・」





お風呂ではちゃんと

喜ばせなきゃ・・っ！///








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宏の優しさが残った

バスタオルをきゅって握って

１人お風呂に入った。


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