私とオオカミくん４

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「Aと出会って、いつのまにか好きになってて、

　正直、何で好きになったかなんてわかんない。

　けど、こうして2人で一緒に星見たいって思ったのも

　Aだからじゃねーのかな」




よくわかんねーけど。って付け加えたのは

きっと宏なりの照れ隠し。









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「前にも言ったけど、俺はAが好きだし、

　A以外考えられねーの。

　それは、あの日ここで告白した時も、

　付き合ってからも、ケンカしてても、ずっと変わんなかった」






「宏・・」







「ったく・・何をいまさら不安がってんだよ」




そう言いながら、

私の頭をポンポンって撫でてくれた宏。









呆れ口調なのに、どこか優しくて

その姿にすごく安心する。









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「じゃあ逆に聞くけど、

　Aは俺のどこがいいわけ？」



「え・・っ？///」



「答えてみろよ」






「え、えっと・・優しくてかっこよくて・・

　いつも笑わせてくれて・・唇がぷるんってしてて

　・・あ、あと鼻も好きだし・・」





「・・、もういい」









「それから、目もくりっくりで、

　声もかっこいいし、・・あと・・」





「・・もういいっつの！！///」








「え・・？」





「・・まじで答えなくていいんだよ！！///」




やめろ、ばか。って乱暴に言い放った宏の顔が

少し赤くなってる気がした。








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「だって宏・・」



「ん？」






「すごく魅力的なんだもん・・」



ぼそって小さくつぶやいた私。









そんな私に、

はぁーってわかりやすくため息をついて








「わかってねーな」



「え・・？」









「その魅力的な俺を夢中にさせてんのはAだろ」



「・・・っ、///」




んふふ。ってうつむきながら照れ笑いしてる。







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「夢中になってるの・・？///」



「あ？」



「宏、私に夢中に・・///」



「だあぁぁぁ！うるせーな！！

　いちいち繰り返すなっつの！！///」





星見ろ、星！！って、

必死に訴えてくる姿に








「ふふっ」



思わずふきだしちゃった。







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「宏、好き」



「うん」



「好きだよ？」



「んふ、知ってるよ」









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冷たい風が流れるクリスマスイブ。






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誰もいない物静かな丘の上で







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満天の星空の下、






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何度も何度も

甘い口づけをかわした。



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