私とオオカミくん４

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「以上で課外を終わります」





「よっしゃー！冬休みだぁ！」

「遊びまくるぞー！」





課外の終了とともに、

冬休みを迎えたクラスのみんなは大盛り上がり。








そんな中、






「はぁー・・・」




ため息しか出てこない私。







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ちょっと前まで、

宏とのデートの約束で

ニヤニヤが止まらなくて

そのおかげで課外も頑張れていたし、

この日をすごく待ち望んでたのに。






こんなことになるなんて・・








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「ただいま・・」



「おかえりー！」




家に帰ると、テーブルの上に

豪華な料理が並べてあった。






でも、




「あれ？私の分は？」



「えっ！？Aは彼氏と

　過ごすんじゃなかったの！？」







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・・そうだった。






この前、お母さんに２４日はご飯いらないって

ニヤニヤしながら報告したんだった・・





訂正するの忘れてた・・






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「あー、うん・・！そうそう・・」



「もーびっくりさせないでよー！」






ほぼ完成してる料理を前に

いまさらデートなくなったなんて

言えるはずもなく・・








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「じゃあ、行ってきまーす・・」



「はーい！気をつけてねー！」





仕方なく１人外に出た。







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「どうしよう・・」




出たのはいいけど、

ななちゃんは今頃彼氏さんとデートだし、

正直行くあてもない。








「とりあえず駅の方に行ってみるかな・・」



少しは時間がつぶせるかも。








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そんな期待とは裏腹に、





駅に着いた瞬間、

外に出たことを一気に後悔した。






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きれいに飾られた駅のイルミネーション。

その周りにいるラブラブなカップルたち。







寒そうに身を寄せて、手も繋いで、

イルミネーションの光に照らされながら

それぞれ思い思いにイブを過ごしてる。







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「来るんじゃなかった・・」




急に寂しくなった私。








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宏、今どこにいるのかな・・




家でゆっくりしてる・・？





それとも、この前の女の子と・・？






考えれば考えるほど、

頭に浮かぶのは嫌な想像ばかり。


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