私とオオカミくん４

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「ジングルベール・・ジングルベール・・」



「A」



「鈴がー鳴るー・・」



「A・・っ！！！」



「・・・え？」



「え？・・じゃないわよ！！

　もーまだ北山くんと仲直りしてないの！？」




呆れた口調のななちゃん。





「だって・・もう無理だもん・・」







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結局、あの後

私からも連絡しなかったし、

宏から来ることもなく・・









気づけば、もう課外最終日。







そして、世間はクリスマスイブです。








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「今日、どうするの？」



「家にいる・・」



「えぇっ！？付き合って最初のクリスマスなんだよ？

　そんな大切な日に一緒に過ごさなくてどうするの！」



「いいもん・・毎年家族と過ごしてきたから・・」







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ほんとは宏とデートする予定だった。






夜、大好きな宏とお出かけして

ご飯を食べて、イルミネーションを見て。








でも、宏はまだ

私が寺井くんと一緒にいたこと

勘違いして怒ってるだろうし、

私だって宏が女の子といた理由もわからないまま。









宏とあんな言い合いをして、

連絡も取ってないのに、

デートなんてできるわけがない。








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「このままずるずる

　ケンカしてたって意味ないでしょ？」



「うん・・」









それは私もわかってる。





仲直りしたほうがいいし、本当はそうしたい。








けど、この前だって

ちゃんと話そうとしたのに

お互いぶつかり合って、

結局前より関係が悪くなっちゃったし・・







もうどうしたらいいのかわかんない。


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