009 ページ10
.
「バイト終わったの?」
「あ、はい・・、
北山さんは・・?」
なんでこんなところに・・?
「んー、たまたま通りがかった」
「そ、そうですか・・」
北山さん、芸能人なのに
こんなところふらふらしてて
大丈夫なのかな・・?
「ねぇ」
「はい・・っ」
「これから暇?」
「えっ?」
「あの場所で話そうぜ」
「はいっ??」
「よし、きまりー」
そう言って北山さんは
スタスタと店の裏側に
向かって行った。
「え、えっ、ちょっと・・!」
北山さんの言ってる意味が
わからなくて戸惑う私。
慌ててその後ろを追いかける。
.
.
着いたのは、この前北山さんと
2人で話してた場所。
あの時みたいに
並んで座った瞬間、
「今日なんかミスってたでしょ」
私が一番触れられたくなかったことを
口にした北山さん。
「あ、・・はい・・」
(やっぱり・・見られてたんだ・・)
自分がみじめすぎて
北山さんに目が合わせられない。
「なんのミス?」
「レジ打ちを間違えちゃって・・」
「あー、そうだったんだ」
「みすぼらしいところを
お見せしました・・」
「まぁ、失敗はよくないかも
しれないけど・・
次から気をつければいいじゃん」
「そう・・ですけど・・」
.
気づけば、
このバイトを始めてもうすぐ半年になる。
やっと一通りの仕事が
スムーズにできるようになってきて
自分に自信もついてきた頃だった。
なのに、あんなに
お客さんを怒らせちゃって・・
しかも、北山さんに
見られただけじゃなくて
その北山さんにまた
励まされちゃってる私。
本当に情けない・・
自分のみじめさが
どうしようもなく嫌になった。
.
「Aちゃん・・?」
「す、すみませ・・っ」
気づけば涙が頬を伝ってた。
「え、えっと・・」
顔を見なくても、泣いてる私を見て
北山さんが困ってる様子が伝わってくる。
「ほんとすみません・・っ
私帰ります・・っ、!」
これ以上、迷惑をかけたくない。
そう思って立ち上がったのに
.
「き、たやま・・さん・・?///」
なぜか私は北山さんの腕の中にいた。
.
816人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やまみつ(プロフ) - メロさん» こんばんは!お待たせしてしまいすみません(泣)久しぶりの更新です。急展開です。楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - tsubakichanさん» こんばんは!本当にお久しぶりです(泣)やっと更新ができました!急展開です!楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
メロ - 更新ありがとうございます。キスしゃったり主人公ちゃんも帰っちゃったり、すごい状況で仲直りができるか私まで不安です(笑)リアルとの両立は難しいですよね。ゆっくりで大丈夫です。私達は気長に待っているので、(リアルが)落ち着いてからゆっくり書いてください。 (2017年1月5日 1時) (レス) id: 2ca1bbbf12 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - いつも更新の事を気にされているようですが、ご自分のペースで自由にして頂くのが一番ですよ。 私は、こちらのヒロインちゃん大好きなので、無事に完結されるまで、いつまでもお待ちできます。逆に、お忙しいのに更新ありがとうございました。 (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - 更新、お疲れ様です。甘々展開ではなかったですね〜。早く追いかけて!どんな理由か知りませんが『キスして、ゴメンはないだろ!』と泣かせてばかりで、いつまでも煮え切らないみっくんに少しイラっとしました。(苦笑) (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:やまみつ | 作成日時:2015年11月13日 1時