みっくんが好き。

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「・・・・っ、///」




ぽんぽんって。



北山さんが帰った後も、

さっきの感触が忘れられない。




それとともに感じる、

自分の体に残った北山さんの匂い。







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休憩時間が終わって、

いつも通りに働き始めたけど

頭の中は北山さんのことでいっぱい。









「北山くん大丈夫だった？」


ふと、店長に声をかけられた。




「えっ、えっと・・///」


もはや私のほうが大丈夫じゃない。





「ま、芸能界なんて大変なこと

　たくさんあるんだろうなー。

　また話聞いてやってよ」



「は、はい・・///」



「あ、そういえば。

　前に北山くんがお前見てると

　元気出るとか言ってたぞ」



「・・・えっ！？///」



「俺にはちょっと意味が

　わからないけどな」


あははって私をバカにしたように笑う店長。





だけど私は

その笑い声さえ耳に入ってこない。









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バイトから帰って、

テレビをつけた。







「北山さん・・」



昨日まで、普通にテレビで

北山さんの姿を見ていたのに

今日はどこか違う。






テレビ越しにその姿を見てるだけで

さっきの出来事を思い出して

すごくドキドキして顔が熱くなる。







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きっと、北山さんが

かっこいいからだよね・・？






そうだよ。

素敵なアイドルだもん。






私は北山さんのファンの１人・・。









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・・・・・・うーん。




自分の中でどこか納得できないこの気持ち。









「・・・・だぁぁぁっ、」



ボフッて、そのままベッドに飛び込んだ。









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『前に北山くんがお前見てると

　元気出るとか言ってたぞ』


ふいに店長の言葉を思い出した。







元気をもらってたのは私の方なのに

北山さんが言ったらしき言葉に

思わず頬が緩んでしまう。







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「次はいつ会えるのかな・・」


気づけばそんなことを口にしていた。



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