040 ページ44
.
「泣くなよばか」
手を引っ張られてそのまま
北山さんの胸の中に収まった。
.
「つらかったよな、ごめん」
「〜〜〜〜%#€※△#€%」
「ばか、何言ってんのかわかんねえよ」
んはは。っていつもの笑い声。
.
「す…き…っ、」
「ん?」
「すき、です…っ、」
「知ってるよ」
「す、き…っ、」
涙でしわくちゃなまま
ただひたすら自分の思いを伝えた。
.
「俺も好きだよ」
そう言って
ぎゅうぅって
力強く抱きしめてくれた後、
.
頰に手が添えられて
そのまま
「・・・・っ、///」
優しいキス。
.
さっきのとは違う。
甘くて甘くて。
気持ちのこもった優しいキス。
.
恥ずかしくて顔真っ赤にしてたら
「もっかいする?」
なんてニヤリ。
.
「い、いいで…すっ、///」
「なんだよー、拒否んなよなー」
.
しばらく北山さんの腕の中で
幸せな時間を過ごした。
.
.
「帰りたくない…です…」
記者たちの気配がなくなった頃
茂みから出てきて
いよいよ帰ろうかってなったけど
まだまだ一緒にいたくて
きゅっ、って北山さんの
ジャケットの裾を遠慮がちに掴んだ。
.
「んもー、そんなかわいいことすんなよ。
連れて帰りたくなるじゃん」
「連れて帰ってください…」
「俺だってこのまま持ち帰って
いろいろしたいところだけど」
「・・・っ、?///」
「ちゃんと大事にしたいから今日は帰す」
「北山さん…」
「わりぃな。家まで送れなくて。
帰ったらちゃんと連絡しろよ」
コクン。
返事の代わりに頷いた。
.
.
寂しくてちょっと泣きそうだったけど
帰り際にしてくれた頭ぽんぽんに
元気をもらった。
.
816人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やまみつ(プロフ) - メロさん» こんばんは!お待たせしてしまいすみません(泣)久しぶりの更新です。急展開です。楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - tsubakichanさん» こんばんは!本当にお久しぶりです(泣)やっと更新ができました!急展開です!楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
メロ - 更新ありがとうございます。キスしゃったり主人公ちゃんも帰っちゃったり、すごい状況で仲直りができるか私まで不安です(笑)リアルとの両立は難しいですよね。ゆっくりで大丈夫です。私達は気長に待っているので、(リアルが)落ち着いてからゆっくり書いてください。 (2017年1月5日 1時) (レス) id: 2ca1bbbf12 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - いつも更新の事を気にされているようですが、ご自分のペースで自由にして頂くのが一番ですよ。 私は、こちらのヒロインちゃん大好きなので、無事に完結されるまで、いつまでもお待ちできます。逆に、お忙しいのに更新ありがとうございました。 (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - 更新、お疲れ様です。甘々展開ではなかったですね〜。早く追いかけて!どんな理由か知りませんが『キスして、ゴメンはないだろ!』と泣かせてばかりで、いつまでも煮え切らないみっくんに少しイラっとしました。(苦笑) (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:やまみつ | 作成日時:2015年11月13日 1時