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「き、たやまさ…」
「しーっ、…」
人差し指を立てて
私の唇に押し付けた。
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「ここら辺いそうっすけどね〜」
「あっち張ってみるか？」
近くにやってきたのは
週刊誌の記者らしき人。
「あっぶねー・・。
こんな時間までうろつくなよなー、ほんと」
はぁ、と北山さんが軽いため息をついた。
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腕を掴んでいた北山さんの手が
いつのまにか下に降りてきてて
ぎゅって私の手を優しく握ってくれた。
顔がひっついちゃうような距離。
さっきまで気づかなかったけど
北山さんの目が
少し赤くなってた。
お酒のせい…？
ううん、違う。
私以上に悩んでたんだ、きっと。
自分より相手のこと
真っ先に考えちゃうような人だから。
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「あー、やになっちゃうよな、ほんと。
たぶんこんなのばっかだぜ？俺といると」
「北山さん…」
「Aちゃんを困らせたり、傷つけたり、
これから先たくさんあると思う」
私の手を握る北山さんの手が
少しだけ震えてた。
.
「そ、そんなこと…っ、」
「けどやっぱ、
Aちゃんへの気持ち
もう抑えらんねえわ」
ぎゅっ、って握る力が強くなった。
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「Aちゃん」
名前を呼ばれて
お互い向かい合う形になった。
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「絶対後悔させない。俺がAちゃんを
苦しめるようなことがあったら、そん時は
引っ叩いたり、ぶん殴ったり何でもして
いいからさ」
「北山さん…」
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「俺のものになってほしい」
握られた手から伝わる体温。
北山さんの声、甘い匂い。
それらと一緒に北山さんの
純粋で真っ直ぐな思いを感じて
涙が溢れて止まらなくなった。
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「・・・っ、」
返事しなきゃって思っても
コクコク。って頷くことしかできなくて。
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やまみつ(プロフ) - メロさん» こんばんは！お待たせしてしまいすみません（泣）久しぶりの更新です。急展開です。楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (
レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - tsubakichanさん» こんばんは！本当にお久しぶりです（泣）やっと更新ができました！急展開です！楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
メロ - 更新ありがとうございます。キスしゃったり主人公ちゃんも帰っちゃったり、すごい状況で仲直りができるか私まで不安です(笑)リアルとの両立は難しいですよね。ゆっくりで大丈夫です。私達は気長に待っているので、(リアルが)落ち着いてからゆっくり書いてください。 (2017年1月5日 1時) (レス) id: 2ca1bbbf12 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - いつも更新の事を気にされているようですが、ご自分のペースで自由にして頂くのが一番ですよ。 私は、こちらのヒロインちゃん大好きなので、無事に完結されるまで、いつまでもお待ちできます。逆に、お忙しいのに更新ありがとうございました。 (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - 更新、お疲れ様です。甘々展開ではなかったですね〜。早く追いかけて！どんな理由か知りませんが『キスして、ゴメンはないだろ！』と泣かせてばかりで、いつまでも煮え切らないみっくんに少しイラっとしました。(苦笑) (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまみつ
| 作成日時：2015年11月13日 1時
