みっくんが好き。

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結局あの上着は私の荷物に寄りかかったままだし





私この飲み会にいてもいいんだろうか・・。





店長とお友達の方のおかげで

和やかな雰囲気は流れてる気がするけど

明らかにおかしい２人の空気。





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・・・気まずすぎる。







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ちらっと返せずにいる上着を見た。






今渡して帰るべき・・？






ありがとうございました・・！！って

北山さんに返してそのまま帰ろうかな・・。






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少し迷いながらも

上着に手をかけようとした時、








「おーい、北山大丈夫か？」



「ん、・・・」




気付けば机に伏して

具合悪そうにしてる北山さん。







え、いつの間に・・！？









「これがいけなかったかなー」



お友達の手にはよくわからないけど

なんとも強そうなお酒。









「んー、それもあるけど

　こいついつも以上にピッチ早くなかった？」



「あー、それ俺も思った」



「ったく、１人で飲みすぎなんだよ」



半ば呆れてるお友達を横目に





「まぁいろいろあんでしょ、北山も」





そう言いながら立ち上がった店長。







そのまままるで自分の家かのように

北山さん家の冷蔵庫をあさりだす。









「なんだよ、野菜ジュースしかないじゃん」




水きれてんのなー。ってかわいいパックの

野菜ジュース取り出しながら呟いた。








「水買ってきましょうか？」



友達の１人が立ち上がった。





「あ、それなら私が・・っ」



年上の方を行かせるわけには・・って

急いで外に出る準備をしようとしたのに







「俺らで買いに行くか」



男３人な。って玄関に向かっていく店長。






「え、３人っすか？」



「まぁいいじゃん、たまには」



「水くらい俺買ってきますよ？」



「水もだけど、俺らはまだ飲むだろ？

　北山がほとんど開けて俺らの酒ないし

　追加しようぜ」





ほら行くぞーっていかにもめんどくさそうな

お友達２人を連れて出て行こうとする。







「わ、私は・・っ」



「後藤は北山のことよろしくな？」



「えっ、でも・・っ」



「こんな時間に女の子を

　外に出すわけにもいかないからね」




そんな捨て台詞言いながら





「行っちゃった・・」




出て行ってしまった店長とお友達。








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気付けば






北山さんのお家に

私と北山さんの２人。


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