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この先二度と会えないかもしれないし、

むしろ会ったらだめな気がする。









「何できたや・・」


「お願いします・・っ!」








無理矢理、

店長に上着を渡して帰ろうとした時、









「ちょい待って」




突然私の腕を掴んで、反対の手で

ケータイをポッケから出し、

誰かに電話をかけ始めた店長。






「あー、俺だけど。うん。

 お前今家?」



「あの、店長・・?」



「うん。今から酒持って行くわ。うぃー。じゃ。」



「・・・・??」



「よし。行きますか」



「へ・・?」




.






「北山ん家」





「・・えっ?」






「ほら早く行くよ!」


「えええ、ちょっ・・」






掴まれた腕を強引に引っ張られて

そのまま連れて行かれる私。






「き、北山さん家なんて、私・・っ」



「自分で返しな」



「え・・?」



「借りたもんは自分でちゃんと返すの。

 この前辞めてった子もちゃんとバイト着

 自分で返しにきたでしょ?」



「い、いや・・それとこれとは違いま・・っ」



「いいから!行くよ!」



「えっ、え・・っ」









.








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半ば強引に連れ込まれたタクシーの中で




「〜〜〜〜♪〜〜〜♪」




鼻歌歌いながらご機嫌な店長と







「返したらすぐ帰る。

 返したらすぐ帰る。

 返したらすぐ帰る・・・」







どこか一点を見つめたまま

変な呪文を唱えている私。









.









・・どんな顔して会えばいいんだろう。









極度の緊張と不安に襲われる。









でもせっかく会えるのなら







.







“好きでした。”


“出会えてよかったです。”


“ありがとうございました。”







この3つは必ず伝えよう。






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もしそれに







.








“さようなら。”が加わったとしても









ちゃんとお別れしよう。









.







「・・・っ、」




ちょっと胸は苦しいけど。









.







.









「や〜宅飲みとかいつぶりだろ」



いつ用意したのかわからない

大量のお酒を持って嬉しそうな店長。




その隣で愛想笑いをしながら

名残惜しく愛しい人の上着を

そっと抱きしめた。



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やまみつ(プロフ) - メロさん» こんばんは!お待たせしてしまいすみません(泣)久しぶりの更新です。急展開です。楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - tsubakichanさん» こんばんは!本当にお久しぶりです(泣)やっと更新ができました!急展開です!楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
メロ - 更新ありがとうございます。キスしゃったり主人公ちゃんも帰っちゃったり、すごい状況で仲直りができるか私まで不安です(笑)リアルとの両立は難しいですよね。ゆっくりで大丈夫です。私達は気長に待っているので、(リアルが)落ち着いてからゆっくり書いてください。 (2017年1月5日 1時) (レス) id: 2ca1bbbf12 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - いつも更新の事を気にされているようですが、ご自分のペースで自由にして頂くのが一番ですよ。 私は、こちらのヒロインちゃん大好きなので、無事に完結されるまで、いつまでもお待ちできます。逆に、お忙しいのに更新ありがとうございました。 (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - 更新、お疲れ様です。甘々展開ではなかったですね〜。早く追いかけて!どんな理由か知りませんが『キスして、ゴメンはないだろ!』と泣かせてばかりで、いつまでも煮え切らないみっくんに少しイラっとしました。(苦笑) (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やまみつ | 作成日時:2015年11月13日 1時

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