検索窓
今日:23 hit、昨日:0 hit、合計:217,785 hit

028:みっくんside ページ30

.




「私、北山さんのこと・・」





Aちゃんが俺に

何を伝えたかったのか。








それは俺が1番わかってた。







わかってた上で、

俺はその言葉を遮った。





.






最後まで聞いてしまったら






.






自分の気持ちを抑えられなくなる。






.







もし俺が芸能人じゃなくて

普通の1人の男だったら。







普通にAちゃんと

出会っていたら。









俺はきっと・・








.








「俺のこと好きになるなよ?」




そう言い放った瞬間から

Aちゃんの顔を

見ることはできなかった。









どんな表情してんのか

勝手に想像できたから。







.






Aちゃんにはきっと

俺よりもっといい奴が現れる。









というか現れてくれ。









こんなに健気でかわいい子を

誰か幸せにしてやってくれ。







.







全部全部、俺の代わりに。






.







"もう会わない"








そう固く決意して店を出た。








.









.








.









それからしばらくして






ロケの帰りに、

二階堂と千賀と3人でバンに乗ってた俺。







.







信号待ちの時、

ふと2人の会話が耳に入ってきた。









「あそこのビルさ、やばいらしいね」



「なにがやばいの?」



「なんかやらしいムービー撮って

裏で売ってるって噂」



「えー?それほんとかよー」







きゃっきゃっ、盛り上がってる

2人の後ろで、








俺の目に入ってきた

とんでもないもの。







.






Aちゃん・・?







.







2人が噂してたビルに

男と一緒に入っていくその姿。





.





"やらしいムービー撮って

裏で売ってるって噂"








二階堂の言葉が何回も何回も

頭の中で繰り返される。






.








信号が青になって、

バンが進み出そうとした瞬間、






.








「すいませんっ!、降ります!!」






俺の体は勝手に動いてた。


.

029:みっくんside→←027:みっくんside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (257 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
816人がお気に入り
設定タグ:北山宏光 , キスマイ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

やまみつ(プロフ) - メロさん» こんばんは!お待たせしてしまいすみません(泣)久しぶりの更新です。急展開です。楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - tsubakichanさん» こんばんは!本当にお久しぶりです(泣)やっと更新ができました!急展開です!楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
メロ - 更新ありがとうございます。キスしゃったり主人公ちゃんも帰っちゃったり、すごい状況で仲直りができるか私まで不安です(笑)リアルとの両立は難しいですよね。ゆっくりで大丈夫です。私達は気長に待っているので、(リアルが)落ち着いてからゆっくり書いてください。 (2017年1月5日 1時) (レス) id: 2ca1bbbf12 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - いつも更新の事を気にされているようですが、ご自分のペースで自由にして頂くのが一番ですよ。 私は、こちらのヒロインちゃん大好きなので、無事に完結されるまで、いつまでもお待ちできます。逆に、お忙しいのに更新ありがとうございました。 (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - 更新、お疲れ様です。甘々展開ではなかったですね〜。早く追いかけて!どんな理由か知りませんが『キスして、ゴメンはないだろ!』と泣かせてばかりで、いつまでも煮え切らないみっくんに少しイラっとしました。(苦笑) (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やまみつ | 作成日時:2015年11月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。