みっくんが好き。

024：みっくんside ページ26

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次の日。




仕事の現場に行くと、

ある話で持ちきりだった。






「まぁ、仕方ないよね・・」



話題に上がってたのは

業界の人と一般人の恋愛の話。





俺ら芸能人は、

恋愛事情がマスコミにバレると

かなりややこしいことになる。





しかも、俺らみたいな

アイドルグループに

熱愛報道なんてもってのほか。





だから恋愛するなら

細心の注意を払わないといけない。







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今回話題になってたのは、

業界関係者と一般人の恋愛の難しさ。









ある芸能人の男性は一般の女性と

付き合ってたんだけど、

あまりにパパラッチが多すぎて、

その女性に寂しい思いさせたり、傷つけたり・・

結局別れてしまったんだと。









今回の話は、直接俺らに

関係あるわけじゃなかったけど









「ミツ・・？」



「・・ん？」



「どうした？」



「あ、いや・・」






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何で俺、今・・







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Aちゃんのこと考えてたんだろ。






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この頃から少しだけ、

自分の気持ちに

違和感を感じていた。









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それから一週間後。







地元の友達を連れて

Aちゃんのお店に入った。







「いらっしゃいませ！///」



相変わらずの明るい声とその笑顔。






その姿に思わず頬が緩む。







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美味しい肉と、

久しぶりに会った友達との

昔話に花を咲かせて

お腹も胸もいっぱいになった俺。









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ふと、席を立つと








「まったく、お姉さん、

　しっかりしてよ・・」






たまたまAちゃんが

怒られている場面に遭遇した。








皿を割った時みたいに

すっげー泣きそうな顔してるAちゃん。



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