みっくんが好き。

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〜〜〜〜〜〜〜♪



大きなアラームの音で目が覚めた。







いつの間にか寝てしまっていた私。








ふと、そばにあった雑誌を見ると

涙でぐちゃぐちゃの状態。








「・・私、バカみたい」





アイドルに勝手に恋をして、

勝手に想いを伝えようとして、

そしてフラれて。









「なにしてんのよ・・」




夢見てた自分が

途端に恥ずかしくなった私。








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戸棚から、

集めた雑誌を全て取り出した。









北山さんの優しさ、男らしさ。









そんな北山さんに魅了された今、









好きにならないなんて、そんなの無理。









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「よいしょ・・」




集めた雑誌を紐で縛って

そのままゴミに出した。







北山さんのことを想って、

これ以上、好きにならないために。







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「いらっしゃいませ！」


あれから、１か月が過ぎた。





あの日以来、

北山さんの姿は見ていない。








私はいつも通り、仕事をしてる。







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それでも、やっぱり、







「後藤、ゴミ出しよろしく！」



「はいっ！」







ふと、思い出す。









『接客業は笑顔が大事だぞ？』



『たしかに美味しいもん食うと

　いろいろ忘れられるよな、ふふ』








北山さんの声、仕草。






抱きしめられた時の記憶まで。









その全てを思い出して








「・・・っ、」







途端に苦しくなるの。







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忘れなきゃ。






そう思ってたのに、

ちっとも私の頭から離れてくれない

北山さんの記憶。



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