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「ごちそうさまでした〜。
今日も美味しかったっす」
「いつもありがとね〜、またおいで」
店長さんと仲良く話す
北山さんの姿を
遠くから見つめる。
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『俺のこと好きになるなよ？』
北山さんは、はっきり
私にそう言った。
「・・フラれちゃった」
どうせなら、
好きですって伝えたかった。
それさえ叶わないまま
私の恋ははかなく散ったの。
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「・・うぅ、寒い」
バイトが終わり、店の外に出た。
冷たい風が体に突き刺さる。
「ねぇねぇ、次どこ行く〜？」
「次はお前の好きなとこにしよっか」
「え〜、ありがと///」
私の目の前を通り過ぎたカップル。
北山さんの彼女になれたら、
あんなふうになっていたのかな。
こんな寒い日は、
北山さんに寄り添って
温めてもらえたのかな。
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「・・っだぁ！」
醜い自分の妄想に嫌気がさした。
ただフラれただけでしょ、私。
また明日から頑張ればいいじゃない。
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自分の家に着いて、
部屋の中の光景にひどく落ち込んだ。
だって、そこには
大量に買い集めた雑誌類が
重ねてあったから。
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そっと雑誌を開いた。
おしゃれな服を着て、
笑顔でキメてる北山さん。
「やっぱり、かっこいいなぁ・・」
今まで通り、普通のファンに戻った。
それでいいのに。
ただそれだけのことなのに。
「・・・っ、」
どうしてこんなに涙が出てくるのだろう。
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ポタッ・・
目から落ちた涙が誌面を濡らした。
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「・・好きでした、北山さんのことっ、・・」
直接言えなかった想いを
ただただつぶやいてみる。
流れ落ちる涙は止まらなくて
誌面に映る北山さんの姿が次第に滲んでいく。
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私こんなにも
北山さんのこと好きだったんだ。
フラれた今、
改めてわかる想いの強さ。
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やまみつ(プロフ) - メロさん» こんばんは！お待たせしてしまいすみません（泣）久しぶりの更新です。急展開です。楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (
レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - tsubakichanさん» こんばんは！本当にお久しぶりです（泣）やっと更新ができました！急展開です！楽しんで読んでいただけると嬉しいです◎ (2017年7月2日 23時) (レス) id: f90c4f8e8d (このIDを非表示/違反報告)
メロ - 更新ありがとうございます。キスしゃったり主人公ちゃんも帰っちゃったり、すごい状況で仲直りができるか私まで不安です(笑)リアルとの両立は難しいですよね。ゆっくりで大丈夫です。私達は気長に待っているので、(リアルが)落ち着いてからゆっくり書いてください。 (2017年1月5日 1時) (レス) id: 2ca1bbbf12 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - いつも更新の事を気にされているようですが、ご自分のペースで自由にして頂くのが一番ですよ。 私は、こちらのヒロインちゃん大好きなので、無事に完結されるまで、いつまでもお待ちできます。逆に、お忙しいのに更新ありがとうございました。 (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)
tsubakichan(プロフ) - 更新、お疲れ様です。甘々展開ではなかったですね〜。早く追いかけて！どんな理由か知りませんが『キスして、ゴメンはないだろ！』と泣かせてばかりで、いつまでも煮え切らないみっくんに少しイラっとしました。(苦笑) (2016年10月9日 6時) (レス) id: 5589304e39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまみつ
| 作成日時：2015年11月13日 1時
