131:宏side ページ45
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そこにたまたま居合わせたA。
その顔はどこか怯えてた。
「っ、やっ・・」
俺が触れようとすると
怖がって後ずさりをした。
そうだよな。
どんな理由であれ、
人を殴ってしまったことには変わりない。
そのまま、Aのもとから離れた。
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ずっとケータイが
震えてるのはわかってた。
誰からの電話なのかも。
ほんとは今すぐにでも会って、
Aを抱きしめてあげたい。
あんな奴に騙されて、遊び道具にされて
俺に言えないまま、苦しんでたんだろ・・?
けど、あんなに怯えさせた俺に
Aに会う資格なんてあんのか・・?
また怖がらせてしまうんじゃ・・
そんな考えばかりが頭に浮かんで
どうしてもAの連絡に応えられなかった。
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突然、
家のインターホンが鳴った。
「宏光―!、Aちゃん!」
「えっ・・?」
思わず駆け足で玄関に向かった。
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ガチャ・・
ドアを開けるとそこには
今にも泣きそうな顔して
立ってるAがいた。
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「宏・・」
不安そうに小さな声で俺を呼ぶ。
「あ、あの・・」
一生懸命、震えながら
なにかを伝えようとしてくるA。
「あのね・・っ」
「中、入る?」
「えっ・・?」
「俺も話あんだ」
これ以上、Aを苦しめたくない。
コクンって頷いたAは
目に涙を浮かべてた。
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俺の部屋に入って、
2人並んでベッドに座った。
「・・・・・。」
「・・・・・。」
無言の時間が続く。
「あのさ・・」
俺が先に口を開いた。
「あいつ、Aで遊んでたんだ」
「えっ・・?」
「Aのことからかって
おもしろがってた」
案の定、
Aは何も気付いてなかった。
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やまみつ(プロフ) - ゆうなさん» こんにちは^^!コメントありがとうございます!http://uranai.nosv.org/u.php/novel/yamami01122/ こちらがURLとなっております♪ 特別編でお待ちしております^^ わざわざコメントしていただきありがとうございました! (2015年11月8日 11時) (レス) id: 42d06ce784 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - こんばんわ!いつも更新楽しみにしています!!特別編を見たいのですがどーすればいいのですか?? (2015年11月8日 1時) (レス) id: ae8d783771 (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - みっちゃん。さん» すみません…!メッセージでURLが送れなかったので、こちらに貼らせてください(>_<) http://uranai.nosv.org/u.php/novel/yamami01122/ もしまた見れないなど不具合がありましたら教えてくださいね◎ わざわざコメントしていただきありがとうございました^^ (2015年11月3日 10時) (レス) id: 42d06ce784 (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - みっちゃん。さん» こんにちは^^!コメントありがとうございます◎ あれれ…なぜでしょう(>_<) 私もわからないので、メッセージ送らせてください…! (2015年11月3日 10時) (レス) id: 42d06ce784 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん。(プロフ) - こんばんは。いつも更新楽しみにしてます。特別編のリンクが見つからないのですが、どこにありますか?作者さんの作品リストにも拝見下のしたのですが、見つかりません(><) (2015年11月3日 9時) (レス) id: fb8b1c51d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やまみつ | 作成日時:2015年10月25日 21時