130:宏side ページ44
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月曜日。
たまたま用事があって、
遅くまで学校に残ることになった。
用事が終わると、
ちょうどAの課外も
終わる頃だった。
今日は一緒に帰れるかも・・
なんて少し浮かれ気味に
Aのクラスの方に向かおうとしたら
偶然、廊下で鉢合わせした奴。
あの日のイケメンくん。
あの日以来、直接会ったわけでもねーし
会釈くらいで済まそうとした。
そしたら急に、
「・・・木下A」
あいつが俺の彼女の名前をつぶやいた。
「・・は?」
「君の彼女だよね・・?」
「それがどうした」
「あの子面白いね。純粋で素直で」
「・・どういう意味だよ」
「金曜日、木下さんにキスした」
思わず自分の耳を疑った。
「・・・は?」
こいつ何言ってんだ・・?
「俺が好きって言ったら
顔赤くしちゃってさ。
そのままキスしといた」
フフフッてバカにしたように笑う。
「もしかして、キスされたこと
聞いてない感じ?」
「・・・・。」
「その反応だと図星?
やっぱあの子真面目なんだね。
ああいう子はいじめがいがある」
「・・はぁ?」
「出会った時から面白そうだと
思ってたけど、俺の予想通り。
俺がいちいち褒めるたびに照れちゃって、
男慣れしてない感じが最高だったね」
「お前、Aで遊んでたのかよ・・」
「あぁ、そうだよ。
君の彼女、からかうのおもしろすぎて」
こいつ・・どんな神経してんだよ。
Aの純粋な心を利用しやがって・・
心の奥底から
怒りが込みあがってくるのがわかった。
.
――――――――――――許さねぇ。
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「今、ずっと困ってんじゃないの?
君にキスされたこと言えなくて」
「・・・ざけんな」
「え?」
「ふざけんな・・っ」
気づいたら、手を出してた。
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やまみつ(プロフ) - ゆうなさん» こんにちは^^!コメントありがとうございます!http://uranai.nosv.org/u.php/novel/yamami01122/ こちらがURLとなっております♪ 特別編でお待ちしております^^ わざわざコメントしていただきありがとうございました! (2015年11月8日 11時) (レス) id: 42d06ce784 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - こんばんわ!いつも更新楽しみにしています!!特別編を見たいのですがどーすればいいのですか?? (2015年11月8日 1時) (レス) id: ae8d783771 (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - みっちゃん。さん» すみません…!メッセージでURLが送れなかったので、こちらに貼らせてください(>_<) http://uranai.nosv.org/u.php/novel/yamami01122/ もしまた見れないなど不具合がありましたら教えてくださいね◎ わざわざコメントしていただきありがとうございました^^ (2015年11月3日 10時) (レス) id: 42d06ce784 (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - みっちゃん。さん» こんにちは^^!コメントありがとうございます◎ あれれ…なぜでしょう(>_<) 私もわからないので、メッセージ送らせてください…! (2015年11月3日 10時) (レス) id: 42d06ce784 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん。(プロフ) - こんばんは。いつも更新楽しみにしてます。特別編のリンクが見つからないのですが、どこにありますか?作者さんの作品リストにも拝見下のしたのですが、見つかりません(><) (2015年11月3日 9時) (レス) id: fb8b1c51d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やまみつ | 作成日時:2015年10月25日 21時