私とオオカミくん３

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「宏・・」



「ん？」



「あのね・・」







寺井くんのこと話そうと思った。



今日なんだかおかしかったのって。









でも








「ううん。なんでもない」



「なんだよそれー」



「ふふっ、ごめんね」







宏とお話するのが楽しくて幸せで。







きっと宏は寺井くんの話題になると

沈んだり、怒ったりしちゃうかなって思って

結局言い出せなかった。









「あ、そうだ、A」



「なに？」



「今週の日曜どっか出かけようぜ」



「えっ？///」



「ん？どした？」



「や、その・・嬉しくて///」



「んふ、会いたい？俺に」



「うん、すごく会いたい・・」



「日曜楽しみにしとけよ」



「うん。ありがと、宏///」



「おう。じゃ、そろそろ切るな」



「あ、うん・・」







そっか。


もうこんな時間・・



気づけば１時間も電話してた。









「A？」



「・・ん？」



「すき・・

「くしゅん・・っ！」








.







「・・ご、ごめんっ、

　今なんて言った？」



「や、・・なんでもない」



「え、でも・・」



「なんでもねぇよ・・っ///」



「えー、まぁいっか・・」



「うん・・///

　じゃあな、A」



「うん、おやすみ。

　・・・宏、好きっ///」



「っ！、お、おやすみ・・っ///」






ブチッて一方的に切られちゃった。









ちょっと寂しかったけど、


日曜日宏に会える・・嬉しいっ///






それまで課外頑張ろーっと///









宏のおかげで、

寺井くんのことはすっかり

頭の中から消えちゃってた。



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