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それからいろんなお話で
盛り上がった宏との帰り道。
私の家が近づいて
寂しくなってきたとき、
突然、
「う、うわぁ・・っ」
私たちの前にいた男の人が
持ってたカバンを地面に落っことした。
バサバサーッ、って
カバンの中身が道路に広がる。
「大丈夫ですか・・っ?」
慌ててその人に駆け寄った私。
せっせと落ちた物を拾う。
「すみません・・っ」
申し訳なさそうに謝ってきたその人。
いえいえって、
その人のほうを見た瞬間、
わぁ・・きれいな顔・・
スッて伸びた鼻筋、切れ長の目。
宏ももちろんイケメンだけど、
それとはまた違ったかっこよさ。
思わず見とれてしまった私。
「どうかしました?」
ハッ
「す、すみません・・っ///」
いけないいけない・・私のばか。
なに夢中になってんの・・っ///
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「大丈夫っすか?」
宏が遅れてやってきた。
3人で落ちた荷物を拾い集めて
「あ、もう大丈夫です・・
ほんとありがとうございました」
ペコって深々とお辞儀をしたその人。
では。って笑顔で立ち去っていった。
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「おい」
「・・・・・」
「おいっ!!」
コツンって宏におでこを突かれた。
「・・っ!?、え!?」
「なに見とれてんだよ」
「へ・・?」
「見とれてただろ、さっき」
「ち、ちがうよ・・っ///」
「・・・・・・」
「ひ、宏・・?」
「・・・むかつく」
あきらかに不機嫌な宏。
プイって先に歩き出しちゃった。
「ご、ごめん・・っ」
だってあまりにも
きれいな人だったから・・。
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「ごめん、宏・・」
「・・ったく」
「ごめん・・」
「俺だけ見てろよ」
「えっ・・?」
「他の男なんか見んな」
まじむかつくって言いながら
私の手を握ってきた。
「宏・・?」
「なに?」
「私、宏しか見えてないよ?///」
「は、はぁ?・・さっきはあんなに
見とれてたじゃねーか・・っ///」
「で、でも、宏が
一番かっこいいもん///」
「・・・・・っ///」
急に無言になった宏。
ちらって見上げたら
顔真っ赤になってた。
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やまみつ(プロフ) - ゆうなさん» こんにちは^^!コメントありがとうございます!http://uranai.nosv.org/u.php/novel/yamami01122/ こちらがURLとなっております♪ 特別編でお待ちしております^^ わざわざコメントしていただきありがとうございました! (2015年11月8日 11時) (レス) id: 42d06ce784 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - こんばんわ!いつも更新楽しみにしています!!特別編を見たいのですがどーすればいいのですか?? (2015年11月8日 1時) (レス) id: ae8d783771 (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - みっちゃん。さん» すみません…!メッセージでURLが送れなかったので、こちらに貼らせてください(>_<) http://uranai.nosv.org/u.php/novel/yamami01122/ もしまた見れないなど不具合がありましたら教えてくださいね◎ わざわざコメントしていただきありがとうございました^^ (2015年11月3日 10時) (レス) id: 42d06ce784 (このIDを非表示/違反報告)
やまみつ(プロフ) - みっちゃん。さん» こんにちは^^!コメントありがとうございます◎ あれれ…なぜでしょう(>_<) 私もわからないので、メッセージ送らせてください…! (2015年11月3日 10時) (レス) id: 42d06ce784 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん。(プロフ) - こんばんは。いつも更新楽しみにしてます。特別編のリンクが見つからないのですが、どこにありますか?作者さんの作品リストにも拝見下のしたのですが、見つかりません(><) (2015年11月3日 9時) (レス) id: fb8b1c51d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やまみつ | 作成日時:2015年10月25日 21時