私とオオカミくん３

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「てかさ、俺があげたやつ、

　今日もつけてくれてんだな」




「え？・・あ、これ？///」






宏が言ってるのはイヤリングのこと。





初デートで宏にもらってから

デートするときには必ずつけてる。







「・・お気に入りだもん///」




「そっか、ありがとな///」




んふって笑いながら

私の耳に指で触れた宏。









「・・・・・っ///」





思わずビクッて反応しちゃった。









そんな私を見た宏の表情が

一瞬で切り替わった。









(ま、まずい・・っ///)






勝手に私の体が危険を察知してる。









「なんだよ、その反応」




「えっ・・？///」




「俺のこと誘ってんの？」




「ち、ちが・・っ///」






オオカミの目をした宏が

じりじりと顔を近づけてくる。









「そんな反応されたら

　襲いたくなんだろ？」




「ま、まって、・・宏っ///」




「だめ、待たない」









どうしよ。





こんないきなり来ると思ってなかった・・///





今はまだ・・無理・・・っ///









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「あ、あれ・・っ！！///」




慌てて指さしたのは

机に置いてある写真。







「あぁ？」




「あれ、宏の写真・・っ！？///」






ん？って、宏が後ろを向いた瞬間、

ピューッてなんとか逃げ出して

机にあったその写真を手に取った。









「おい、逃げんな・・っ」




「か、かわいいっ、宏・・っ///」




「あ？」




「ほら、今とそんな変わんないねっ///」









机に置いてあったのは

幼い宏がサッカーしてる写真。







くりくりお目目に丸いお鼻。






面影がかなりあって、

今の宏をそのまま小さくした感じ。









「この頃からイケメンだったんだね・・っ///」





「は、はぁ？///」









私の言葉に顔を赤くした宏。




あれ？・・宏照れてる？









・・・チャンス。









「えーすっごくイケメンっ///

　やっぱり宏はかっこいいなぁ・・///」




「んなの、・・あたりめーだろっ///」




「ほ、他にも写真あるのかな・・？///」




「あー、ちょっと待ってろ///」







照れたまま

どこやったかなーって

引き出しをゴソゴソし始めた宏。









よしっ・・






なんとかきりぬけた・・






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