キミとの記憶 × Ｋｉ

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付き合って５年。






お互いに仕事も安定してきて

やっとAに結婚しようって

言える時が来た。





小さい頃から一緒にいるAが

俺の妻になるんだ。








２人で一緒に暮らす生活。


たくさんの友達を呼んで盛大に挙げる結婚式。


いずれ生まれてくるであろう俺らの子ども。






楽しみなことばかりだった。







それなのに

まさかこんなことになるなんて・・









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家で１人アルバムを開いた。




写真を撮るのが好きだったA。








『宏っ！写真撮ろ〜』



２人で出かけた時も、家でのんびりしてる時も

嬉しそうにカメラを出して。







『えーまたかよ』



なんて文句言ってたけど写真を撮った後に

ふふって満足そうに笑うAが好きだった。









「これ・・・」



ふと手にした写真。






俺のベッドでぐっすり眠るA。






俺が風呂から上がったら

気持ち良さそうに

俺のベッドで寝てるもんだから

思わず隠し撮りしたやつ。





勝手に現像して隠してたけど

ある日偶然バレちゃって。




あの時めっちゃ怒られたんだよなー。








『捨ててよ・・っ！お願い！！///』



俺を追いかけて奪おうとするAから

必死に逃げ回って守った写真。









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なんだよ・・









この写真のことも覚えてねーの・・？







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Aとの写真、


Aとお揃いで買ったマグカップ、


Aからもらったプレゼント・・









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俺ん家にはAとの思い出が

いっぱい溢れてた。


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