二宮相談室 ページ2
〜ズムサタ＆しやがれより〜
私立山風男子高等学校、昼休みの理科室。
N「悩みの種は希望のカズナリ！はいはい、並んで〜順・番・に！」
昼食もそこそこに生徒たちが行列を作る。
昼休みの理科室、別名「二宮相談室」はドクター二宮の的を得た回答で大繁盛。
「…坂本先生、ボクちょっと生徒からのお悩み相談とか憧れてたんですけど。」
「まあまあ風間先生、子供のお遊びじゃないですか。その内飽きて止めますよ」
「ならイイんですが…相談料は止めさせないと」
「エッ、金はマズいですよ。徹子校長に知れたら…」
「はぁ〜それがヤツの頭の回る所で金じゃなくて授業のノートとかお菓子とか微妙な所を要求するんですよね。」
「うわ〜あくまで同級生とのお喋りって訳ですか。アイツらしい。でも図書倶楽部のメンバーなんかはタダでしょう？風間先生だって中等部からのつき合いだし何か相談してみたら(笑)」
「坂本先生…最後尾。」
風間が指差した先には
S「んも〜潤、食べるの遅いから！」
M「ゴメン」
A「あと何人？１２３…」
O「やっぱオイラ図書室で昼寝…」
S「智くん！団体行動！ちょっと肩貸したげるからここで寝て？」
O「翔くんの肩スベるし。」
M「ダメダメ！翔さんの肩は俺の！」
もみ合いながら並ぶ４人組。
「あれ？お前らさっきカフェで一緒に…」
S「坂本先生、あれはあれ、今はいま。図書倶楽部の仲間って贔屓目で見ちゃうとちゃんとした答え貰えないんで。」
A「風ポン、横入りダメだよ！後ろ並んで！」
M「ちょっと部長！翔さんから離れて！」
さて、図書倶楽部のお悩みに二宮先生の回答は？…続く。
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作者名：ゆみ
作成日時：2014年4月11日 6時
