エリマキソックス ページ26
S「あっちぃ〜」
友人との外出から戻ると、玄関に活けたラベンダーがむうっと香る。
S「風呂風呂…」
シャワーを浴びてひと息。
さて。
朝干しておいたパリパリの洗濯物をとり込む。Yシャツとハンカチはアイロンがけするから横へ置いてと。
S「これは…アイロン？」
つまんでいるのは潤の靴下。
パッと見、普通の白のアンクルソックスなんだけど、Yシャツみたいな襟が足首に付いてんのね。
つうか靴下で合ってるよね？すんごい伸びるTシャツじゃないよね？相葉君の３秒ルールにのっとり、足を入れてみる。
S「…グレーゾーン。ふぁぁ…」
謎の奇抜な靴下はよけて、他のタオルやらなんやらをぱたぱた畳んでいくがアクビが止まらない。
なんせ俺は今強烈におねむさんなのだ。
早朝はサッカー観戦、その後に洗濯、友人との外出…今日も充実すぎる休日だったけど…
やっぱり俺は今おねむさんだ。
ちょっとだけ…
洗濯物を脇に寄せて和室にそのまま横になる。
…
M「翔さん、翔さん！！」
S「うっせーな…」
M「またこんな変な時間に寝て…ただいま。夕飯仕度するからアイロン、よろしくね」
いつの間にか今日は出勤だった潤がキッチンに立っている。
S「ずいぶん早くねぇ？」
まだ明るい表を見れば
M「今日は夏至だからね〜そんな訳でタコ買ってきた。」
そういえば関西では夏至にタコを食べるんだって光一さんが言ってたな。
S「刺身？」
M「それじゃスタミナつかないから、焼き野菜とわさび大根おろし和え。」
潤が茄子、万願寺唐辛子、ピーマンを袋から出す。
S「わり。飯炊いてねぇわ」
M「あ、いいよぉ〜残りのタコはミンチにしてトマトとタコミンチパスタにするから。そうだ白ワイン冷やして…ちょっと、翔さん。早くアイロン。」
S「そうそう、お前あの靴下。」
M「あーエリマキソックス？可愛いでしょ？他にもギンガムチェックとかボーダーもあるんだよ？翔さんも欲しい？」
S「いらねーわ！あれはアイロンいいよな？」
M「え〜っ他のシャツのついでにちょいちょいってやってよ」
S「面倒くせぇ…普通の靴下で良いだろ」
M「そんな事言って〜！ちょっと履いてみたりしたっしょ」
S「してねーわ！！」
…３秒ルールだもん。
心の中で唱えつつアイロンを握りしめる。
.
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shopin(プロフ) - はじめまして♪私は (2015年3月30日 10時) (
レス) id: afe33c612b (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ☆ミ(プロフ) - ゆみさん、お疲れさまでございました。 もちろんです！他の作品もステキですもん！ すっかりヒモショーラバーですし♪ いつもステキな作品ありがとうございます♪ (2014年12月1日 6時) (レス) id: de579950a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - ヒロ☆ミさん» いつもありがとうございます。全くの私事で、長年勤めた百貨店を退職しまして、しばらく百貨店の事から離れたいのが正直な所で。再開は確実にお約束できませんが、また他の作品でもお会いできたら嬉しいです。 (2014年12月1日 5時) (レス) id: 2efc07bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ☆ミ(プロフ) - 12月にはいった今、ここまで読み進めました。オシャレでほっこりでおいしくって。ほんとにだいすきです。山風百貨店が少しお休みということなので、ふたりの出逢いをおさらいしようかと♪ ご無理なさらずにゆみさんのペースでいらしてください。 (2014年12月1日 4時) (レス) id: de579950a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - みーさん» はじめまして。何度も読み返してくださっているなんて、作者にとって一番嬉しいお言葉です。本当にありがとうございます。 (2014年10月26日 3時) (レス) id: 2efc07bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆみ
作成日時：2014年3月15日 17時
