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倉岡「中原視点ね。惚気ご馳走さまです」
「えっ」
惚気……！？
「わ、私、そんなつもりは、」
倉岡「いやいいのいいの」
面白そうに笑う倉岡くん。
どうしたらいいか分からず黙り込んでると、
倉岡「なんだかんだ言って、二人合ってるのかもね」
と言った。
「……え？」
倉岡「いや、中原には悪いけどさ、二人が付き合ってるって知った時、嘘だろって思ったの」
「……」
倉岡「櫻井がちょくちょく話しかけてんのは見てたけど、恋に発展するとは微塵も思ってなかったし」
「……」
倉岡くんの言葉がズキッと胸に刺さる。
やっぱり側から見たらそうなんだ。
私と櫻井くんじゃ、釣り合わないのかも……
倉岡「ごめん、ちょっと言葉きつかったね」
明らかに落ち込む私に、焦る様子の倉岡くん。
「ううん……自分でも思ってるから、」
倉岡「あ、いや違うよ。俺が言いたかったのは、勝手なイメージで判断して悪かったなぁってことだから」
「でも、私と櫻井くんって正反対っていうか、」
倉岡「そうかな？二人が話してるとこ見たり、こうして中原と話してみて、意外と合うのかもって思ったよ」
「……、ほんと？」
倉岡「ほんとほんと。てか、櫻井いないからぶっちゃけていい？」
「え、？」
なんだろう……
ドキドキしながら、こくんと頷く。
倉岡「あのね、櫻井から中原とのこと色々聞いたんだけどさ、あいつまじで」
翔「おい倉岡、何話してんだよ」
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作者名：さくらこ | 作成日時：2019年6月23日 17時
