今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:32,171 hit
小｜中｜大
16 ＊9/22 ページ16
ぎゅっと優しく握られて。
伝わってくる温かい温度に、くすぐったくなる。
翔「もう冷やかしてくるやつらはいないし」
「、うん」
翔「……行こっか」
照れくさそうな声に、私は頷いて返した。
.
お腹空かない？と言って、レストランで少し遅めのお昼ご飯を食べて。
隣接する水族館に行って、水槽の前で二人で写真撮ったりして、なんかデートっぽいってドキドキして。
水族館の外に出た頃には、もう日が落ちつつあった。
翔「あーなんか一日早かったなぁ」
「うん、私も」
翔「ね、楽しかったからあっという間だった」
「うん」
家までの帰り道。
二人の間にどこか寂しい空気が漂う。
櫻井くんは明日からまた部活があるだろうし、忙しいんだろうな。
次はいつ会ったり遊んだりできるのかな。
なんて、そんなこと、忙しい櫻井くんに聞けないよね……
翔「ねぇ、中原」
「うん」
翔「あのさ……来週の日曜って、何か予定ある？」
「来週の日曜？えっと……」
急に聞かれた質問に、何かあったっけ、と頭を巡らす。
「あ、ある、かも、」
翔「あぁそっかぁ……」
「え……日曜日何かあった？」
翔「や、俺、部活休みだからさ、会えないかなぁって。その日、近くで花火大会あるから一緒に行けたらいいなってちょっと思ってて」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 357人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらこ | 作成日時：2019年6月23日 17時
