1人きりの少女と6つの光【すとぷり】 (ページ34)

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髪型ページ34

莉「そうだよAちゃんが気にすることないよ」
満面の笑みでそう言う莉犬さん…かわいい
さ「てかさぁA、髪の毛下ろしてた方が可愛いと思うんだけど…」
莉「あっそれ俺も思ったAちゃん髪下ろした方が可愛いよ！！」
イケメン二人がそう言うでも私は髪を結んだ
莉「あっもったいなーいせっかく可愛かったのに」
結んだら可愛くないって言うんか！お？
『いいんですよ、私は結んだ方が好きなので』
私が髪を結ぶのには理由がある
私の容姿は、お母さん譲りのピンクの髪とお父さん譲りの青色の瞳
青色の瞳はお父さんよりもうっすらとしていて、透き通っている
髪はお母さんとおなじピンク色お母さんはあたしよりも短い髪で
肩につくかつかないかくらいの髪で下ろしている
私は腰あたりまである髪を下ろしていた
小さい頃は、お母さんみたいになりたくて髪型を真似していた
でも、両親が殺されて私は変わろうと思っただから自分で髪を切って
メガネをつけるようになった
お母さんとは違う自分になりたいそれが、私が髪を結ぶ理由
さ「………い…………おi………おいっ！！」ﾌﾞﾆｭ
『ｳﾞｩ』
ほっぺを潰されびっくりして変な声が出る
『ﾅﾆｽﾞﾙﾝﾃﾞｽﾞｶﾞ』
ほっぺを潰されていてうまく喋れない
さ「いやぼーっとしてたから、大丈夫か？」
莉「体調悪いなら休んでていいんだよ？」
『ﾎｯﾍﾟﾊﾞﾅｼﾞﾃﾞｸﾞﾗﾀﾞﾗﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞﾃﾞｽﾞ』
さ「あぁ悪い悪い」ﾊﾟｯ
ヴー……ほっぺに違和感が
莉「体調ほんとに大丈夫なの？」
心配そうに下から顔を除く莉犬さん
『大丈夫ですよ！ほら訓練しましょ！では、私は空き教室をさかしますので』
ｶﾞﾗﾗ
『さよならー』
ｶﾞﾗﾗ
これ以上二人の近くに居たら調子が狂いそうで半ば強引に出てきた
一度Eクラスに戻ってスマホを取り同じ階で空いている教室を探す
『ここでいっか…』
Eクラスがある4階には校庭に面している空き教室が3つ
反対側にある空き教室は2つそのうちの1つがEクラス
その隣の空き教室を私は訓練する場所に決めた
ｶﾞﾗﾗ
『………ホコリが……ｳﾞ…ｺﾞｯﾎ………先に掃除しちゃおー』
目を閉じて同じ階に人の気配がないかを確認する
『っ！』
誰かいる？魔力的には……炎？
まさか……莉犬さん？
イヤイヤまさか……ね？
『近づいてきてる……』
バーン
莉「やっほーい」
『何しに来たんですか？あなたは確か離れのグラウンドに行くんじゃ？』
莉「な…なんで驚かないの？静かに近づいたのに！」