1人きりの少女と6つの光【すとぷり】

必殺技 ページ31

『行ってきます』
いつもどうり写真に挨拶をして学校に向かう
セレナ達は玄関でペンダントに入ってもらった
学園近くになるといつもの歓声が聞こえてくる
毎日毎日よく叫べるな……飽きないのかな？
もちろん私はthe陰キャなので端っこを通って行く
今日も同じように端っこを通って行こうとしたそう"した"のだ
莉「あっ！！おーいAちゃんー」
『ッ！！』ｹﾞｯ!
やめてーこっちに来ないでー
ほらあなたたちのギャラリーがすごい睨んでるよ！！
莉「？Aちゃん？どうしたの？」
『ﾍｯ……ｱｯｿﾉ…ｴｯﾄ…』
ど…どうしよギャラリーの殺気と視線がすごい
あっ頭が追いつかないう……うーん
莉「ん？？大丈夫？」ﾋﾟｮｺ
そう言ってのぞき込む莉犬さんうん……かわいいってちがう！！
『ｱ…ｱﾉ……ﾊ……ﾊﾅﾚ』
ダメだこんだけ見られてると私の必殺技コミュ障が発動してしまう
ど……どうしよ
さ「莉犬そんくらいにしてやれ」
莉「っ！さとみくん！！ってわぁ〜」
莉犬さんの目を隠すさとみさん
さ「A先行っといてくれ……悪かったな」ｺｿｯ
『い……いえ、それでは』
学園長室に向かって走る
『ハァハァ……フゥー』
疲れた…久々に本気で走ったそしてそもそも走るのが苦手なのでさらに息切れがやばい
『フゥフゥ……よしっ！』
コンコン
学「入れ」
『失礼しまーす』
学「…今日はいつもより少し遅いな」
『あーぁ校門で色々あってね』
学「色々？」
『そっ色々！』ﾆｺｯ
学「そっか…あとキモイぞ」
『もーそこは可愛いとか嘘でも言うところでしょー！』
学「今日は朝からAクラスに行くんだろ？行かなくていいのか？」
『あっそうだった忘れてたー』(棒読み)
学「そんなに行きたくないのか？」
『うん！！めんどい！』
学「めんどくさいだけかよ！！はぁー」
『ため息つかないでくださーい』
学「わかったから早く行け」
『むぅ…はーい……ｶﾞﾗﾗいってきまーす』

学園長side
『むぅ…はーい……ｶﾞﾗﾗいってきまーす』
…あいつ可愛い子ぶったな
まぁ今のとこ彼らとも仲良くやれてるみたいだしいいけど
問題は、2日連続特訓？訓練？してるし
Aは封印魔法の副作用で、すぐに眠くなるから
もし彼らに寝ているとこを見られたら、怪しまれてしまう
Aがそんな失態をするとは思えないけど
もしかしたら、見られてしまうかもしれない
ま、大丈夫でしょあいつなら何とかする

Aside
今日はしっかり寝たから昨日より眠くないけど少し眠い

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