何でも屋さんにお任せください。 ３ ページ9
裕翔「鉄壁よ。何も聞き出せない。こちらの要望や好みはバッチリおさえてくるの。演技もうまいし。でも、それ以外は何を聞いてものらりくらりとはぐらかされんの。」
裕翔が若干興奮気味に話すのだから、よほど手こずったんだろうなと容易に想像がつく。
知 念「じゃ〜ゆうてぃは『血』についても知らないんだ。」
裕翔「『ち』？『血液』の『血』？」
知 念「そう。伊野ちゃんが『血』がどうのこうの言ってたから。」
知 念が裕翔の表情を注意深く観察しながら話す。
裕翔「知らない。何にも聞き出せなかったって言ってるじゃん。」
プライドが高く負けず嫌いな裕翔は、知 念の試すような問いかけが気に入らなかったのか、不機嫌そうに答えた。
八乙女「はいはい。怒らない。」
八乙女が裕翔の頭をくちゃくちゃと撫でると、
裕翔「怒ってないし〜。」
頭をくちゃくちゃにされながら、ふくれっ面の裕翔が口を尖らせて言った。
山田「伊野ちゃんの体のことは、とりあえず置いといて…」
高木「作戦だな。」
有岡「その肝心の伊野ちゃんは、その様子だと仲間になる気は全く無いんでしょ？」
八乙女「むしろ拒まれてるかも。」
裕翔「仲間になる気が無い人をどうやって引き込むか…」
知 念「伊野ちゃんの信用を勝ち取るしかないね。」
薮「とりあえず、伊野尾を身軽にするか。」
薮が口を出した瞬間、薮以外のメンバーが一斉に薮を見る。
薮「なっ、なんだよ。」
薮は一瞬だじろぎ、身構える。
山田「えっ？だって今回、薮ちゃんが依頼人でしょ？」
有岡「依頼人が手出すの？」
薮「へっ？」
知 念「今回は僕たちが主動だね。」
裕翔「ま〜任せてよ。」
山田、有岡、知 念、裕翔がキャッキャ、キャッキャと作戦を練りだした。
八乙女「不謹慎かもしれないけど、なんかみんな嬉しそうだね。」
八乙女がBarの片隅で４人を見守る薮の肩に手を乗せて呟く。
高木「薮君がみんなを頼ってくれたことが嬉しいんだよ。」
高木も八乙女に続いて薮に近寄る。
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サツキ(プロフ) - 青空さん・コメントありがとうございます！嬉しいです！かっこいいjumpちゃん、書けるように頑張ります！！ (3月27日 22時) (
レス) id: 35bce03242 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - 楽しみにしています。かっこいいjumpちゃんを！ (3月27日 22時) (レス) @page20 id: a1f6031022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サツキ | 作成日時：2024年2月3日 17時
