山口の双子の妹は月島に恋をする【ハイキュー】

嫉妬心 ページ9

【月島side】

三対三当日の部活前、日向と影山が環さんと自己紹介をし合っていた。
「そうなの？じゃあよろしく環！」
日向がそう言っているのが聞こえた。
日向、自己紹介した所なのに環って呼んでる…
僕は環さん呼びだし呼ばれ方もツッキーだし

分かっている。これは嫉妬だ
でも環さんはまだ彼女でもないししかも僕がいつも変な態度取っているから友達とすらも思われていないかもしれない。

澤村さんが三対三を始めると言っている。
今は試合に集中しよう。

＿＿＿
日向と影山の変な速攻が決まり始めて、
1セット目は2点差で向こうチームが先取。
2セット目も競り合っていた。

暑くなってきた僕は上着を脱ぐ。
とりあえず環さんに渡す。
「環さん！」
「どうしたの？」
「この上着置いといてくれない？」
「分かった、ちょうだい、置いとくね」
僕と話した後彼女は菅原さんと話している。
と思ったら、環さんの顔は赤くなった。
もしかして彼女は菅原さんの事が好きなのだろうか。
「え？マジで！」
「スガーどうしたー？」
「え!?いや！なんでもないよ！」
彼女は菅原さんに耳打ちをする。
…僕は出会って1週間少しで失恋したのだろうか。
「ねえ山口」
「？ツッキーどうしたの？」
「環さんって菅原さんの事が好きなの」
ラリーの間に山口に聞く。
「え？違うよ？」
「そうなんだ」
それならよかったと安心した。

結果は向こうチームの勝ち。
1人でぼーっとしてる環さんに近づく。
「ツッキー、お疲れ様」
「ありがとう、環もお疲れ様」
日向に嫉妬して呼び捨てで呼んでみる。
「え？今、呼び捨て…」
「ダメだった？」
環の顔が赤くなる。
日向の時にはなんともならなかったのに…
期待しちゃうじゃんか
「いや、むしろ嬉しいよ…蛍」
彼女も僕の事を呼び捨てにして意地悪そうに笑う。
「別に」
照れ隠しでまた素っ気なくなってしまう。
彼女の顔が赤いのは少し収まっているが、彼女の耳はまだ赤いままだ。

ーーー
こんにちは、あおです。
まだ少ししか投稿してないのに評価いくつかついてて嬉しい所存です。
これからもこの作品とあおをよろしくお願いします！

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