［51］背負い続ける罪 ページ5
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▽ 主side ▽
｢国見って、なんか蛍と似てるよなー…｣
菅原｢誰ー？国見って｣
スマホを見ながらそう呟けば、菅原さんがグイッと顔を近づけて一緒にスマホを覗き込んで来た。近っ。近いですよ、菅原さん。
｢えと、中学で同じバレー部だった子です｣
菅原｢え゛っ。て事は、北一の子？｣
先程、その�猖粍譴了卉��瓩吠僂錣辰身�雄を見せてやりたい、みたいな話をしてたばかりだからそりゃそんな反応にもなるか。
でも、別に僕は国見達と仲が悪い訳じゃないからな。一応、彼等と飛雄の橋渡しをしてたのは僕だし。
｢はい。僕結構仲良くしてたんで｣
菅原｢あー確かに。あん時の試合、Aが纏めてたもんな。
じゃあ、Aは元北一の奴らと試合すんのは寧ろ楽しみって感じ？｣
�爐△鷸�の試合�瓩辰討いΔ里和進�、雪ヶ丘との試合だろう。
｢…そうですね。北一の頃の先輩も、青城でレギュラーやってますし。
僕は、楽しみです｣
そう笑えば、菅原さんは何故か心配そうに笑った。
何でそんな顔で笑うんだろう、と思っていれば澤村さんから1つ肉まんを手渡される。あったかい。
｢いただきます｣と言って1口頬張れば、冷えていた口の中が一瞬で温まった。寧ろ熱いくらいだ。
｢澤村さん、ありがとうございます。
美味しいです｣
澤村｢おうっ。どういたしまして｣
ニカッと微笑んでくれる澤村さんに、また心が一段と温まった。先輩方は優しい。さっきも、飛雄が北一の子達と上手くいってなかったことを知って、あんな風に言ってくれた。
本当に優し過ぎる。
だからきっと、菅原さんが今、僕の事を心配そうな目で見ているのも。先輩が優しすぎるせい。
菅原｢…A、1人で背負い過ぎんなよ｣
｢えっ、｣
彼の発した言葉は予想出来なかった物ではなくて。でもその一言に、僕はドキリとしてしまった。
何で、彼にバレたんだろうか。僕の思っていた事が。
でも僕は、菅原さんにそれを悟られぬようまたニコリと笑った。
｢大丈夫ですよ。寧ろ僕より、飛雄の事見ててあげてください｣
飛雄は、目を離したらスグ皆と距離を取っちゃうから。それは彼の望んだ事じゃないけど、バレーの為なら1人になるのも厭わない。そんな子だから。
だから、先輩達が飛雄をひとりにしないであげてください。
あの時、あの日まで。彼等の溝を埋められなかった。
そんな罪悪感を持ち続けるのは、僕だけで十分なんです。もう誰も、バレーで傷ついて欲しくないんです。
(続く)
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おののいもこす - 92の濡れてる方が＿って、京都銀行の相合い傘 濡れてる方が 惚れている ですよね！あの句いいですよね！ (2020年4月27日 10時) (
レス) id: b426f69678 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！更新楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2020年4月25日 20時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 今後どうなるのかほんとに楽しみです！続き楽しみにしていますね！更新頑張って下さい。 (2020年4月9日 11時) (レス) id: a320407a1b (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 続編来ました！この作品が大好きです。正直早く続きが読みたくてうずうずしています。主人公がこれからどう進化したり人間模様がどうなるのかも楽しみにしています。 (2020年4月9日 11時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒマリ | 作成日時：2020年4月9日 11時
