turn10:雨 ページ2
「おやおや、随分と霧に惑わされておいでのようだ。雨の守護者は」
「!?」
独り言に応じるようなその声に驚き、振り向く。するとそこには口調と全く一致しない、見慣れた顔があった。
「獄寺……じゃないな。骸か」
「さすがにわかりますか。お久しぶりです、山本武」
「いや、お前……それ、わざとだろ」
成りは馴染んだ獄寺のものだが、目があからさまに骸のオッドアイになっている。今、目の前にいるのは紛れもなく六道骸。あの子が呼んでいた人物だ。どういう仕組みかよく知らないが、こいつは色んな人間に憑依できるらしい。もちろん、あの子にも。
「まあ、確かに。こちらとしても、あまり力を使いすぎるような真似はしたくないのでね。小細工はしないで済むに越したことはありません」
こいつの言う小細工とは、幻術。今、骸は獄寺の体に憑依しているだけで、本人は牢獄に閉じ込められているらしい。牢獄なだけあって、そこからではあまり自由に力を振るえないようだ。
「で、俺に何の用だよ?」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾍﾟﾝﾈｸﾞﾗﾀﾝ(プロフ) - 腐・委員長さん» わああっ、その褒め方は恥ずかしいです。でも嬉しいです。
拙作でも楽しんでいただけたのなら嬉しいです。
ありがとうございますm(_ _)m
(2016年10月12日 22時) (携帯から) (
レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
腐・委員長(プロフ) - 山本君が「ｓんん゛っ」←って言ったときは「あ゛あ゛山本ぉポジション変われぇ」とか這いつくばりながら発狂してました。最後に聞きたいのですがﾍﾟﾝﾈｸﾞﾗﾀﾝさんは神とかいう種族の方ですか？俺にはどうもそうとしか思えません（真顔）長文失礼いたしました。 (2016年10月12日 19時) (レス) id: 525858538d (このIDを非表示/違反報告)
ﾍﾟﾝﾈｸﾞﾗﾀﾝ(プロフ) - ｱ ﾘ ｱさん» ありがとうございます。
頑張ります。 (2016年10月11日 7時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
ｱ ﾘ ｱ - 続編おめでとうございます！また明日観に来ます。 (2016年10月10日 23時) (レス) id: aa61ec1ba2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2016年10月10日 0時
